注目!三菱は半沢氏の頭取昇格で、幸せの倍返しができるか!?

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原作者の池井戸氏と半沢氏は、同じ銀行の同期入社者だった。

半沢淳一氏55歳が、三菱UFJ銀行の頭取に昇格するらしい。

半沢?
まさか、半沢直樹と関係ある?
「半沢直樹」を知っている大方の人がそう思うのは、無理もないことでしょう。

そう、実際、これがまるっきり関係ないとは言えないのです。

なぜなら、作者の池井戸潤氏と半沢氏は同じ銀行(旧三菱銀行)の出身。
しかも、どちらも1988年入社の同期なのです。

知り合いだったかもしれませんし、少なくとも名前だけは知っていたでしょう。

半沢氏の実力には定評があったということですから、池井戸氏は、ひょっとしたら彼の姓を主人公に当てはめ、思いを込めたのかもしれませんね。

ただ、仮に実際の半沢氏がモデルだとしても、どうやら温和な性格で、「倍返しだ!」と、上層部に反抗するような性格ではないようです。

そもそも、銀行で出世するためには、上層部への反抗はご法度のはずですから・・・。

竜馬時代から150年。13人ごぼう抜きの抜擢人事はなぜ行われたか?

・実際の半沢氏は、東大経済学部を卒業。
・49歳の若さで執行役員、昨年には、常務に昇進しています。
・しかも、1年後の今、頭取に大抜擢されたのです。
・大抜擢というのは、複数の専務や副頭取を13人ごぼう抜きしたからです。

金融業界では極めて珍しい抜擢人事のようです。

理由を考えてみると・・・。

・三菱自動車が2016年に日産自動車にM&Aになったり、三菱重工が手掛けた国産ジェット機が暗礁に乗り上げたりと、三菱グループの成長には暗雲が漂っています。
・そして、今回のコロナ禍で、三菱UFJ銀行の海外ビジネスが勢いを失っています。

海外での収益が3割を占めているため、経営上打撃になっているようです。

それでは、どうするか。

「大胆で前向きな手を打って経営体質を変えるなら、若返りが一番」

そう考えたのではないでしょうか。

決して、半沢直樹の人気にあやかって抜擢したわけではないでしょう。
(多少のPR効果を狙ったとしても不思議ではありませんが・・・)

さて、三菱グループは、坂本龍馬の仲間の岩崎弥太郎が起業してから150年経ちます。

変な国民的プレッシャーもあると思いますが、半沢氏の力量で、閉塞する金融環境に風穴を開け、国民に幸せの倍返しをしてもらえたら、と妙に期待してしまいます。

半沢さん、肩の力を抜いて、がんばれ!!

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