「相棒」の力を借りて、会社を磨き上げよう
会社エグジットを進めていく上で、心強いプロの「相棒」が必要です。
会社エグジットとは、後継者のいない中小企業の社長が、会社を第三者に売却することによって、自分の次の人生、そして家族・社員・取引先などの利害関係者の幸せを創造し、大廃業時代が来るといわれている日本経済を救う愛ある行為のこと。
さて、あなたは、誰を相棒にしますか?
顧問税理士、弁護士、中小企業診断士・・・それは長年経営してきた中で、あうんの呼吸で共に物事を進めることのできる専門家でしょうか?
あるいは、あなたが陣頭指揮を執って全面的に関わってもらうアドバイザーや仲介者でしょうか?
相棒が決定したとします。
次に、こんな心理が働くかもしれません。
➀会社の弱いところを強くしておきたい。
②会社の強みを整理し、もっと強くしておきたい。
どうして、そのような心理が働くのか。
➀売却先から、しっかりした会社だと評価され、オファーを受けやすくしたい。
②会社の強みを最大化し、高く売りたい。
これは、会社を売却する時の基本の心構えでもあります。
まだその心構えができていないとしたら、ぜひもっていただきたいと思います。
そして、この➀②を実行するためには、相棒の存在は欠かせないのです。
まずは、会社の強みと弱みを知ろう。
「会社の磨き上げ」とは、売却前に会社の価値を上げる取り組みのことを言います。
磨き上げれば、より良い買い手がスピーディに見つかると同時に、譲渡価格が高くなる可能性があります。
それでは、磨き上げるためにはどうしたらいいのか?
もし、あなたが買い手だとしたら、あなたの会社を買いたいと思いますか?
そういう視点で見てみてください。
たとえば、公私混同している会社を買いたいとは思わないでしょう。
いったん原点に戻って、会社の強みと弱みを整理する必要があります。
ところで、当社はこれが強みだと的確に現状を捉え、言語化して口にできる経営者はどれだけいるでしょうか?
意外に少ないのではないでしょうか?
会社の現状を知る上で、効果的な方法のひとつとして、SWOT(スウォット)分析をおすすめします。
SWOT分析とは、会社の強みと弱みという内部環境と、機会(追い風)と脅威(逆風)という外部環境を掛け算して言語化・数値化することです。
強みと機会を掛け算すれば、それが会社の強みになります。
一方、弱みと脅威を掛け算すれば、それが会社の弱みになります。
会社磨きは「守り」と「攻め」の両面からアプローチしよう
会社磨きにおいて肝心な考え方は、次の2つです。
➀弱みを強みに変えることはすぐにできるわけではなく、時間がかかります。
「弱みを克服してゼロに」というスタンスに立ち、いたずらに時間をかけないようにしましょう。
②強みはもっと強くすることができます。
長い期間をかけなくても、極限まで強めることができるものです。後はどれくらいの期間を設定するかです。
守りと攻めは、具体的には次のような範囲に対して手掛けていきます。
・守りの会社磨き・・・SWOT分析の中で自社の弱みを克服する時、3つの視点を持つことをおすすめします。それは、財務・法務・人事の視点です。
つまり、社内体制の傷をなくすという、守りの会社磨きです。
・攻めの会社磨き・・・顧客と人材を磨けば、売却先から高い評価を得ることができます。基本、人材と顧客が強みじゃないと会社は続きません。
つまり、その資産をさらに強くすることは、攻めの会社磨きになるのです。
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