小売りのニトリが、コロナ禍でも成長している7つの理由

1割減収で小売業は赤字になる!?

小売業がコロナ禍によって売上・利益が失速する中にあって、ニトリホールディングスが突出して成長しています。

なぜだと思いますか?

その理由を学ぶことによって、起業する際のヒントにしてみましょう。7つ挙げてみます。(日経新聞6月26日朝刊より)

・感染軽微なベトナム工場から商品調達している。

・感染防止対策を進め、店舗営業を続行。店舗が郊外に集中していることで、営業続行が可能に。

・「巣ごもり消費」によって、整理・収納用の販売が増加。

・在宅ワークで、パソコンデスクや椅子の販売が急伸した。

・「コロナ対策1人10万円」の特別定額給付金がニトリの高価商品の販売増につながった。

・「ねじ不要の収納」で、手間暇を省いた。

・「置き配」の導入によって、感染予防ができ、合わせて配送件数が伸びた。

理由を紐解くと、コロナ禍の時代にあって、ニトリが成長しているのも頷けます。

ニトリの企業努力を起業のヒントに!!

あなたが起業する時、このニトリの企業努力の何がヒントになるでしょうか?

自分ごととして考えてみましょう。

1.まず、コロナ禍にしっかりと向き合い、感染予防に努めている姿勢です。
ベトナム工場の設置は、先見の明があったということになりますが、店舗販売の予防対策、置き配の導入に企業努力が見られます。

2.巣ごもり消費や在宅ワークをチャンスととらえ、いち早く売上を伸ばす努力をしたことです。時代が後押しした部分はありますが、安くて良いものを提供し続けてきた会社だからこそ、オーダーが集中したと考えられます。

3.ねじ不要の収納や置き配など、消費者の便利を考えて手を打ってきた消費者目線が功を奏したと言えます。

この1.2.3.が合算されて、大きな成果につながったということでしょうか。

安心、クイックアクション、便利提供。

●顧客の安全・安心への配慮。

●不況下でもチャンスを見逃さずクイックアクションを起こすこと。

●常に消費者の便利を提供すること。

この3点に一般化してみました。

いかがですか?

あなたの起業する事業に照らし合わせてみると、どうでしょうか?

参考にしてみてください。