「職住接近」で起業するなら、名古屋がオススメ。その3つの理由

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秋田出身の私にとって、名古屋は日本の「田舎の首都」

もし私が東京で起業していたとしたら・・・「たら・れば」ですが、そう思うことが時々あります。

30歳で起業する時、東京の知人に言われました。

「東京で起業した方が、営業先はたくさんあるし、本社機能を持っている企業も多いのに、なぜ名古屋?」

私は、最初から東京に対するこだわりはありませんでした。

条件としては

・住みやすい
・人間関係がいい
・営業対象が豊富

この3つでした。

そう言う意味では、逆に東京は対象になりません。

サラリーマン時代は、埼玉から東京に1時間半かけて通勤していましたから、もうそんな生活はしたくないと思っていました。

つまり、「職住接近」できるところが良かったのです。

それが名古屋でした。

もちろん、サラリーマン時代、東京から名古屋での転勤生活で名古屋の住みやすさや人間関係に親しみを覚えていたこともありました。

東京だったら、バブル・ショックで会社は倒産していた!?

ところで、もし、私が東京で起業していたとしたら、私の会社は3~4年後のバブル・ショックによって、きっと会社を倒産させていたでしょう。

大きな投資をしてオフィスを借り、社員を増やし、拡大路線への道筋をつくっていたことでしょう。攻めるが勝ち、投資は大きい方がいい。そんな大都会の潮流に飲み込まれてしまったのではないかと、思わず冷や汗が出てしまいます。

一方、名古屋は手堅い企業が多く、攻める前に守りを固める傾向が強い土地柄です。東京に比べると、投資額も少なく、失敗しても東京よりも負債は小さく済みます。

そう言う理由で、私は名古屋で起業したおかげで、倒産の危機をギリギリのところで乗り越えることができたのです。

リーマン・ショックの時もしかりです。

事業承継したあとも、名古屋ならのんびり暮らせる

今から6年前、私は「会社エグジット」(第三者への事業売却)によって、競合の会社に自社を譲渡し、社長を卒業しましたが、当時の主要メンバーは、今もエグジット先の会社で活躍しています。

名古屋で起業しなければ、当然ですが、事業承継することもありませんでした。

親族や社員への事業承継ではなく、「会社エグジット」という方法を取ることになりましたが、結果的に事業承継は成功してわけです。

後継者のいない中小企業は全体の3分の2存在します。

そういう意味でも「会社エグジット」はこれからの事業承継のスタンダードになっていくでしょう。

そのうち東京―名古屋間にリニアが通りますから、東京はますます近くなります。

地方にいながら東京の仕事をリモートワークというケースも増えていますが、名古屋に住んで東京に通勤という「働き方改革」も、もう目の前に来ています。

「職住接近」がキーワードです。

起業するにしても、事業承継するにしても、名古屋はオススメですよ。

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