国民一人当たり3日に1回、コンビニを利用。あなたは、それ以上?

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セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど、コンビニ大手7社を合せての来店者数、1年で何人だと思いますか?

2020年、159億人が利用しているそうです。
国民一人当たり、実に3日に1回利用していることになります。

ここまでくると、電気・ガスのように、国民生活のインフラとして、なくてはならない存在ということになりますね。

ただ、159億人利用していると言っても、昨年対比で15億人減っているのです。
それに連動し、売上・利益ともダウンしています。

日本全国にたくさんのコンビニがひしめき合っています。
少子化も進んでいきます。
いくらインフラといっても、民間企業です。

これからは、それぞれの特徴をもとに競い合う「質」の時代に入ったということです。

特徴を出す一番の方法は、プライベートブランド(PB)をどれだけ開発し、ヒットさせるかということです。

各社とも、スイーツに始まり、おにぎりや麺類のPBでしのぎを削っていることは、あなたもリアルに感じているのではないでしょうか。

ところで、全商品に対するPBのシェアは、どれ位あると思いますか?
セブンイレブンで60%、ローソン・ファミリーマートで40%です。

こうなると、かつての小売業から、もはや製造小売業に進化したといってもいい存在に変貌を遂げているのです。

アパレル業でいえば、企画・製造・小売を1社で行うユニクロ(ファーストリテイリング)と同じような存在と言えます。

個人的にはローソンを一番利用していますが、新商品を比較するために、セブンイレブン、ファミリーマートにもよく顔を出し、○○ならセブン、◇◇ならファミマというように、気に入った商品によって、使い分けています。

あなたはどうですか?

昭和「よろず屋」、今コンビニ。そしてなつかしのベビースターラーメン。

私が生まれた昭和30年代の秋田の山深い故郷には、複数の「よろず屋」がありました。「よろず」とは「万」と書き、多様な商品を扱っているお店の総称です。

私は毎日、生前の祖母からもらった10円玉を握りしめ、よろず屋に通っていました。今で言うと、コンビニか100円ショップですね。

甘納豆、さきいか、カップアイス、綿菓子・・・。
くじ付きの商品がたくさんあり、お店は子どもが集まってワイワイはしゃぎ合う楽しい場所でした。

私が一番購入していた商品は、当時も大人気だったベビースターラーメン。

サラリーマン時代に愛知県に転勤してきた時、そのベビースターラーメンが隣りの三重県で製造されていることを初めて知り、驚いたものです。

何と、私が子供の頃住んでいた秋田の山深い田舎のよろず屋に、こんな遠いところから納入されていたなんて・・・!!

ベビースターラーメンはサラリーマンになっても買っていましたから、その長年の愛着心からか、メンバーの営業社員に求人広告の営業するよう促し、当時の勤務先のリクルートとしては初めて、製造元の松田食品(現おやつカンパニー)と契約を結ぶことができました。

懐かしい思い出話になってしまいました。

当時はよろず屋、今はコンビニ――それが自分にとっての生活になくてはならない、インフラのような存在になっていることを、改めて確認した次第です。

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