「会社の利益+社会貢献=適正な経営」の法則
会社の利益か社会貢献か――2つを分けて考える経営者、意外に多いようです。
・お金を儲けることに、何か社会通念に沿わない、グレイな“たくらみ”をイメージしているからでしょうか。
・社会貢献することに、無料の“ボランティア”をイメージしているからでしょうか。
起業してしばらく、私もそう思っていました。
社会貢献につながる経営理念も、ずいぶん経ってからつくったような次第です。
でも、今は違います。
経営者はお金儲けが目的ではなく、あくまで社会貢献が第一義なのだと断言できるからです。そして、お金は社会貢献活動をする中で、当然得るべき利益なのだと――。
つまり、AかBかではなくA+B。社会貢献とお金儲けはセットなのです。
古くも新しい言葉で言うと、渋沢栄一さんの「論語とソロバン」です。
当社は、各企業が人材を採用するための募集活動を主業務にしていました。
人材の募集費用を頂き、そこから利益を捻出しているのですが、顧客が納得のいく採用に成功して初めて社会貢献ができた、ということになります。
たとえば、そこで採用になった営業社員が、自社が取り扱う商品を世の中に広める活動をして顧客満足を得たら、社会貢献したことになります。
社会貢献活動が連鎖していくということです。
税金は間接的な社会貢献。会社は黒字にしなくちゃいけない
もうひとつあります。
企業は利益を出さなければいけません。
企業の存続のためですが、利益から出ていく税金で、国民のための社会貢献が間接的にできるから、という面があるのです。
税金が社会のために適正につかわれているのか、その懸念はさておき、会社の利益と社会貢献は表裏一体ということです。
黒字の中小企業は現在3割。
企業は黒字にして社会貢献ができます。
黒字企業が圧倒的に増えることを望みます。
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