「我慢強さ:サラリーマン力」+「ストレスフリー力」=【〇〇力】

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我慢強さというサラリーマン力は、起業する時の原動力。

あなたは、我慢強い方ですか?

結論から言えば、我慢強くなければ、起業してもうまくいかないと思ってください。

『失敗しない起業の法則37』に書きましたように、「我慢強さ」という【サラリーマン力】を身につけなければ、起業はお奨めできません。

起業以前に、今いる会社で、ちょっとしたことに我慢できずに転職し、さらに転職を繰り返し、年齢とともに収入が下がっていく・・・負のスパイラルに陥る可能性もあります。要注意です。

もちろん、どんなことでも、何が何でも、我慢して、我慢強さを身につけようと言っているわけではありません。

・我慢のストレスが積み重なっていったら、心の病気になってしまいます。
・体を壊してしまいます。
・それでは元も子もありません。

経営者だけが持つ、たった1つのストレスはコレだ。

サラリーマンと経営者のストレスで、経営者だけが持ち得るただ1つのストレスがあります。

それは、すべての最終責任は社長が取るということです。

人、モノ、お金、情報、時間――この経営の5つの資源の責任を、社長は取らなければいけないのです。

大事な社員がいなくなったら・・・事務所を引き払わなくてはいけなくなったら・・・お金が無くなってしまったら・・・仕入先の情報が扱えなくなったら・・・会社の大きな約束の期限が迫っていたら・・・具体的に、そんなシチュエーションになったら、社長はどうするでしょうか。

当然ですが、「奔走」しますね。太宰治の『走れメロス』です。

・会社をつぶさないためです。
・これができるのは社長だけです。
・上手くいかなければ、会社は倒れてしまいます。

だから、サラリーマンのうちに、「我慢強さ」を身につけておく必要があるのです。

しかも、「ストレスを抱え込まない我慢強さ」です。

ストレスフリーの我慢強さは、思い方と〇〇で身につくもの。

「性格がナイーブ、繊細過ぎるから」と、悲観しないでください。
細かいところまで配慮できるから、相手の気持ちが分かって業績が良いということがありますよね。

「気にしないタイプでおおらかだから」と、安心しないでください。
気が利かない面があって、大きなトラブルになってしまうかもしれません。

性格やタイプで思い込むのは禁物です。

ストレスを抱えない我慢強さは、思い方や技術で身につけることができます。

決して難しいことではありませんが、行動して習慣化しなければ元に戻るようです。

リアル書店、ネット書店を除いてみてください。

その思い方や技術については、心理学者やカウンセラー、医療従事者が書いたたくさんの本が並んでいます。一度覗いてみたらいかがでしょうか?

上司は、〇〇教師ほど勉強になる。

その書籍の中から1つ、私の経験から1つ、情報提供させていただきます。

まずは本から。

『嫌われる勇気』(岩見一郎氏/古賀史健氏著/ダイヤモンド社)・・・精神科医のアルフレッド・アドラーの考え方を、若者の質問に答えるという展開で構成された、大変読みやすい本です。・・・自分がある人から悪く言われ、そのストレスを抱えながら我慢する必要は一切ない。なぜなら、その人が思っていることはその人が思っていることで、こちらはどうすることもできない。でも、自分の感情は自分でコントロールできる。「気にしない」ようにすればいいだけだ、というような内容。続編は『幸せになる勇気』

次は私の経験から。

サラリーマン時代、上司との折り合いが悪く、仕事も上手く回らず、ストレスを抱えていました。このままでは転職するしかないと思っていた時、ある人に相談したところ、こんなことを言われて吹っ切れたのです。

「上司は教師と思え。しかも、反面教師ほど勉強になる」

確かに・・・そう思いました。
私は、理不尽と思うことでも、できる仕事なら指示に従い、これも起業の勉強と割り切り、上司と前向きなつき合いをするようになりました。
その結果・・・不思議です。
起業後、顧客から無理難題の要求をされても、うまく対応できる自分がいたのです。
反面教師から学んだ、ストレスをためない我慢強さのおかげです。

「思い方と技術」で我慢強さは身につきます。

我慢強さというサラリーマン力を習慣化し、ぜひ最終責任が取れる社長の起業力に昇華させましょう。

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