サラリーマンの本業に力を入れながら起業準備ができる「魔法の方法」はコレだ!!

step-by-step

自著【失敗しない起業の法則37】
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を読んでくれた読者の方からの質問です。

Q「現在、営業の仕事をしています。そろそろ起業の準備に入りたいのですが、仕事以外の時間を設けるのが難しく、どうしたらいいか分かりません。仕事の時間を切り詰めるわけにもいきません。何か、いい方法はないでしょうか?」(30代前半:男性)

あなたの今の仕事を「個人事業」と考えてみよう。

あなたは今、営業系の仕事に就いているのですね。

仮に、3年以内に起業を考えているとしたら、有効な方法があります。

まず、あなたが今行っている仕事と起業を分けて考えず、今の仕事の延長線上に起業があると捉え直してください。

そうすれば、本業を中心に据えながら、起業の準備ができるのです。

やることはひとつ。まずは個人事業主として、今の仕事を深化させていけばいいのです。

起業するなら、今この瞬間から、と思うことが肝心です。。

さて、あなたは顧客を開拓したり、フォローしたりすることで、売上・利益を上げる仕事をしているのですね。

もちろん、営業成績を上げていくのが営業の仕事になりますが、あなたは今、個人事業主です。さて、個人事業主としては、他にどんな仕事が発生しますか?

考えてみてください。

売上を計上したら、期日までに「商品を納入」します。

まず、あなたが売上を上げたら、商品・サービスを納期までに納品・納入・実行しなければいけませんね。

個人事業主ですから、当然、そこに関わる必要がありますね。

ということは、自ら納入するか、仕入先に指示という仕事が発生することになります。

そんな思考の順路で、今は社内のクリエイティブ系のセクションに指示してみましょう。

「お金の出納」の帳簿をつけましょう。

次はどうでしょうか?

大事なお金のやり取りが発生しますね。

請求書を発行して入金チェックを行うという順路です。

仕入先へのお金の支払いもする必要があります。

今の会社では、経理部門がその仕事をやってくれているのではありませんか?

でも、あなたは個人事業主ですから、自分でお金の管理をすることになります。

さあ、どうしますか?

見よう見マネで構いませんから、いつ入金があるか、いつ支払いが発生するか、自分で帳簿をつけてみてください。

日程別に、出入金の予定と結果(予実)を書き込んでいくのです。

経費も書き込んでいきましょう。

経費は、今の会社で清算している業務交通費や物品購入費などです。

1カ月後、あなたの個人事業は黒字?赤字?それともトントン?

さて、1カ月経ちました。

経費の中でいちばん大きな経費は、個人事業主であるあなたの給料です。

保険等の法定福利費も人件費に含みますから、あなたの額面の給料×1,5を計上しましょう。

仕上げは、P/L(損益計算書)の作成です。

P/Lのフォーマットはネット等からすぐに入手できます。
経理部門からもらってもいいですね。
経理の勉強のためにと、経理スタッフに作り方を聞いてみたらいかがですか?。

何とか、P/Lが完成しました。

さあ、黒字ですか?赤字ですか?

これを1年続ければ、個人事業主の決算を迎えることになります。

1年後の決算が黒字なら、起業の自信がつきます。

当初赤字なら、黒字にするための工夫を施してみてください。

売上のかさ上げをするのか、経費を節減するのか・・・もちろん、サラリーマンですから、あなたの給料は基本、減額されることはありません。

個人事業主のあなたなら、利益を上げるためには、一番大きな経費である給料を減らすことも利益を上げることの大きな手段となります。

愕然とした気持ちになることもあると思いますが、これも起業前の訓練のひとつです。

あなたの仕事と起業を紐づけながら仕事の順路をたどっていくと、会社運営は、実はシンプルであることが分かるはずです。

実行してみると、当初は業務量は増えて大変だな、と思うこともあるでしょう。
でも、これによって自分の起業にかける思いが具体的に試されることになります。

やっぱり止めようとなるか、面白みが出てきて起業が確信に変わるかは人それぞれでしょう。

いかがですか?
質問の答えになっていますか?

営業の本業を中心に、起業の準備ができるなら、一度トライしてみてはいかがですか?

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