足元を見よう。コロナ禍で起業するなら、〇〇〇視点を持て。

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の読者からの質問です。

コロナ禍だからこそ、起業家が増える理由はコレ。

Q.コロナ禍の中、起業する人は減るんでしょうか?

A.     正直、明確な予測を立てることはできません。
例として、お国柄は違いますが、アメリカの今の現状を見てみましょう。

2020年の事業立ち上げの申請件数は440万件。前年比、27%増です。
そうです。増えているのです。

大半は失業した後にウーバーなどのフードデリバリーなどの個人事業主に転じているということですから、これは頷けます。


アメリカでは、2020年3月以降の3カ月間で2000万人以上が失業し、100万社以上の中小企業が倒産・廃業していますから、生活のために今できることは、個人事業主になって働くことなのです。それが、起業数の増加に拍車をかけているというわけです。

とはいえ、440万件のうちの152万件が、将来的に従業員の雇用を目指すという計画的な起業をしており、こちらも前年比17,5%増になっているのです。

これをそのまま日本に当てはめるわけにはいきません。確かに、街を歩いていると、たくさんのフードドライバーとすれ違います。
生活のために個人事業主を選んだり、副業する人はアメリカ同様増えているようです。

問題は、会社組織を作ることを前提に、計画的に起業する人たちはどのぐらいいるのでしょうか?

あなたの場合は、いかがでしょうか?

計画的に起業する上で、大事になってくる要素が、「何を商品・サービスにしてどう売るか」です。

そのことに関しては、次の読者の質問に答えるかたちでお答えします。

「業態」と「出来事」の視点を持てば、売れ筋消費が浮かび上がる。

Q.コロナ禍の中、どんな商品やサービスを扱えばいいでしょうか?

A.     あなたが何を扱うことができるかによりますが、一般的な視点をお伝えします。
コロナ禍の中では、実はどんな商品が売れ筋かを、明確に知ることができます。

なぜならば、コロナ禍の前より売れている商品・サービス、あるいはコロナ禍だから登場して売れている商品・サービスが何かを、ちょっとした視点に立てば、あなた自身知ることができるからです。

たとえば、家電、デリバリー、小売り、エンターテイメント、教育、住宅などの商品・サービスが売れ筋ですね。

なぜでしょうか?

それは、業種という視点で見ると見えにくいですが, 「業態」で見ると、納得できます。

すべて「ネット」を通じて提供できる情報という業態の視点です。

もうひとつ。「出来事」の視点です。

コロナ禍という出来事があったから、外出自粛の「巣ごもり消費」が勢いを増したのです。

家にいるから便利な家電を買いたい。家で食べるからデリバリー、家で音楽やゲームを楽しむ。学校に行けないからリモート受講、テレワークするから遠隔地に住宅がほしい・・・それならまずネットで情報を仕入れよう。そういう消費行動になります。

あなた自身の「消費者視点」が、あなたの商品に息を吹き込む。

もっと細かく見てみましょう。


家電の場合・・・空気洗浄機は売上増ですが、髭剃りのシェーバーは売上が落ちています。マスクをしたり、外出しないから、新しいシェーバーは要らないのです。
掃除機はスティック型は売れていますが、ロボットはいまひとつです。自分で掃除できるからです。

いちばんダメージの大きい飲食店の場合はどうでしょうか?

焼き鳥店・・・繁華街は売上減ですが、「大吉」はますます繁盛しています。小規模店を郊外でこっそり、ひっそりが経営のコンセプトだからです。

福岡の焼き肉店、餃子店・・繁盛しているのは、「店長一人の焼き肉店」「無人ギョウザ店」です。

ちょっと細かくなってしまいましたが、なぜこういう例を出したかというと、いちばん大事な視点がそこにあるからです。

それは、「消費者である自分自身の視点」です。

・自分が今テレワークをしていたら、何がほしいか、ほしくないか。
・ネットで衣食住遊を手に入れるなら、どんな情報を集め、どこに何を依頼するか。
・購入先にどんな対応をしてほしいか、してほしくないか。

つまり、あなたが手がけようとしている商品・サービスを、あなたが消費者ならという視点で評価してみることです。

コロナ禍によって、価値観が変わってきました。

それは、とりもなおさず、あなた自身の価値観も変わってきたということです。

過去の常識にしばられず、今のあなたの「消費者視点」をフル稼働させれば、あなたが扱う商品・サービス、そして、その業態は自ずと決まっていくのではないでしょうか。

ご参考までに。

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