人から協力を得たいなら、「言い方」で損をしないための本を読んでおこう。

co-operation

起業するにしろ、事業承継するにしろ、何か大きなことをしようとする時、人の協力がないと、うまくいくものもうまくいきません。

そこで大事になるのが「言葉」です。

せっかく相手が好感を持って手伝おうとしている時に、言葉ひとつで協力を得られず、離れていってしまったら残念ですね。

人からの協力を得るために、おすすめの本があります。

「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」(大野萌子氏著/サンマーク出版刊)

たとえば、第2章の「お願いごと・頼みごとでは――。

「このくらいの仕事なら、できるよね?」(よけいなひと言)

「この仕事を、あなたにお願いしたいです」(好かれるひと言)

たとえ力関係が上でも、あるいは相当仲のいい関係でも、よけいなひと言を言ってしまったら、協力を取りつけることなんてできません。

行動でも、言葉でも頭を下げる必要があるということです。

たとえば、第4章の「気遣い」では――。

「これやっといて。あなたならできるよ」(よけいなひと言)

「あなたに任せたい。でもわからないことは遠慮なく聞いてね」(好かれるひと言)

丸投げのままで、フォローの言葉がなければ、相手はどう思うでしょうか?
協力する理由がなくなりますよね。

「(あなたができると思ってやろうとしていることでしょ。)あなたがやったら?」と逆襲をくらいそうです。

親しき仲にも礼儀あり。
見返りを求めて協力するのはどうなの?なんて思わない方がいいでしょう。
少なくとも、精神的な見返りがあるから、人は協力するものです。

特に、物事が達成した時のことをイメージして、「あなたがいたから達成したのよ」という言葉が、笑顔があなたに向けられることはきっとないだろうと思わされれば、人は協力しないものです。

本書の中には、他にも「挨拶・社交辞令」「断り方」「ほめ方」「聞き方」「謝罪の仕方」など、日常の生活や仕事にまつわる人間関係を良好にするための「言い換え」が満載。

「ハラスメントになりやすいNGワード」にも言及しています。

あなたが「コトを起こそう!」と思った時、一度読んでみてください。
そして、言葉を大事にして、大切な人たちの協力を仰ぎましょう。

ご参考までに。

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