2年目の営業社員を「新人の教育係」にする3つのメリット

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1年後に業績が落ち込む2年目社員は、どれぐらいいますか?

2年目の営業社員で、業績が落ち込んだり、伸び悩んでいる人、結構多いのではないでしょうか?

なぜでしょうか?

ひと言、基本を忘れているからです。

・変わっていく商品知識をアップデートしない
・基本行動を忘れ、自分スタイルになっている
・相手の望むことを理解するヒアリング力が発揮できていない

たとえば、上記のような理由で業績が伸びていかないのです。
そして業績が落ち込むと、心の余裕がなくなり、焦りが先に立って思うように営業できなくなっているのです。

経営者にとって「新人の教育係」の一挙両得とは?

その2年目社員を救う、とっておきの方法があります。

それは、2年目社員をあえて「新人の教育係」にするのです。
その効用は何か?

①    基本を再学習できる
新人を教えるためには、自分の新入社員時代に戻る必要があります。基本をまず自分でおさらいすることになるから、基本に戻ることができます。

②    リーダーシップを発揮できる
後輩が、自分の教えたことで成長すれば、頼りがいのあるリーダーにステップアップしていきます。

③    ヒアリング力が強化される
後輩の悩みをしっかりとらえ、その悩みを解消するために、しっかり聞く必要があります。つまりヒアリング力が強化されるというわけです。

こうなったら、「待ってました!」となります。
落ち込んでいた業績が伸びに転じ、プラスのスパイラル状態になってきます。

これは2年目社員に関わらず、ベテラン社員全体に言えることです。
キャリアを積むと、思い込みが激しくなり、基本が見えなくなるからです。

だから、タイミングをとらえ、基本に戻してあげるために「新人の教育係」の役割を与えるというのは、本人にとってももちろんですが、会社にとっても、とてもいいことなのです。

経験者の業績は会社にとって大きなものです。

会社全体の業績が伸び、リーダーシップが取れる人材が育ってくれれば、会社は成長が約策されます。

新人が育ち、2年目社員が育つ。
それが会社のためになるなら、経営者にとって「2年目社員の新人教育係」は一挙両得ということになりますね。