◎「後継者がいない、どうしたらいいんだろう」――と、悩んでいませんか?
実は、それはあなただけではありません。
圧倒的多数の中小企業の社長が悩んでいるのです。
私も一緒でした。
◎「このまま会社を廃業することになったら、父も、支えてきた母も可哀そう」――そう思わせていませんか? 会社を継ぐ気のない子供さんに・・・。
◎「社長の下で20年間働いてきたけど、会社の業績が思わしくない。このまま廃業になったら、自分と家族はどうなるんだろう――と、ベテラン社員に不安を与えていませんか?
家族や社員、取引先のステークホルダー(利害関係者)に感謝されて社長を卒業、第2の人生を幸せに歩むための、大きなメソッドは何でしょうか?
それは、「会社を感謝売却すること」です。
「えっ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、唐突かもしれません。
会社を売れば幸せになれる――確かに、このひと言だけでは、説得性に乏しいですね。
会社を売って私は幸せをつかみました――これではいかがでしょうか?
ひと言では通じませんね。
どんな内容なのかをお伝えして初めて、読み進めてもらえるのではないでしょうか。
私は㈱リクルートの社員として8年間、その後リクルートの代理店として起業。計33年間に渡り、人材業務に携わってきました。
その間、中小企業7500社、5万人の採用に関わってきました。
会社を設立して20年経ち、50歳になった時、私は事業承継しようと3年かけて後継者を育成しました。
対象になったのは5人のベテラン社員。
ところが、リーマンショックと重なり、自分の焦りからでしょう。
育成がうまくいかず、5人とも会社を去っていきました。
行き詰まりの状態です。
でも、その時は、会社を第三者に売却するなんて、これっぽっちも考えていませんでした。事業承継は血縁か社員、つまり身内にするものと思い込んでいたのです。
ところが、心身ともにどん底状態になった時、神が作ってくれたチャンスとしか思えないことが起こったのです。
それによって、「そうだ 会社、売ろう」になったのです。
会社を売却した結果、私は、周りの大事な人たち全員に感謝されて、ハッピーリタイアすることができました。
感謝売却がもたらした5つのハッピー。
そして、こんなハッピーがもたらされたのです。
・自分自身、第2の人生に向けて、スタートが切れた。
・廃業ストレスから家族を解放できた。
・会社の規模が大きくなったため、社員は安心の将来を手に入れた。
・スケールメリットによって、仕入先、取引先との関係強化が図れた。
・売却先には、大きな価値をもたらした。
私の周りには、親しく接してくれる、たくさんの中小企業の社長がいます。
私が会社を売却した後、1対1で、あるいはセミナーを通じて、彼らにお話する機会ができました。そうすると、意外なほど、耳を傾けてくれるのです。
後継者がいないと悩んでいる社長がいかに多いか、私はそのことに驚かされました。私のように、最初は会社を売ることを考えていなかった社長も、一人二人と腰を上げるようになりました。
2025年、迫りくる中小企業の大廃業時代
調べていくうちに、中小企業の3分の2、約250万社に後継者がいないことが分かりました。
このままでは2025年に、日本は大廃業時代を迎えてしまう――その問題の根本は、後継者不在と、社長の高齢化であることを知りました。
私一人の個人的な問題ではなく、地域内の問題だけではなく、実は、日本全体の社会問題になっていたのです。
特に、私が生まれた東北を初め、地方の中小企業の社長は、都会以上に深刻な後継者難に苦しんでいます。
2025年と言えば、時間がありません。
今の中小企業の社長の平均年齢は62歳です。
事業承継の決断の時期が迫っています。
私の場合は、50歳で事業承継を考えてから5年かかりました。
でも、売却を考えてから売却するまでは正味1年でした。
1年後からの人生設計をトレースしてみよう。
後継者がいないからと言って、第三者に売却はしたくない――そう考えている社長のホンネの中で、人には言えない究極のホンネは、「売った後何をしたらいいか分からない」というものです。だから、今の社長のポジションは渡したくないと・・・。
でも、そのままではいけませんね。
廃業の道を歩む可能性大です。
私は、これを「迷惑廃業」と呼んでいます。
何もせず廃業する社長は、周りも自分も不幸にするからです。
確かに会社を売った後、しばらくは寂しくなります。それは、私も経験しました。そうなることはやむを得ません。
でも、ひとつ、いい方法があります。
1年後からの、第2の人生設計をトレースしてみることです。売った後の寂しい時間を短縮できますし、これからの楽しい人生をトレースすることで、寂しさを薄め、楽しさに転換させていくことができます。
その上で今を見つめてみると――社員や家族、取引先のこれからの幸せに思いがいくのではないでしょうか。売却先に心が向くのではないでしょうか。
つまり、あなたの第二の人生の設計図があれば、「感謝売却」への道ができるということです。
One for All, All for Oneです。
・・・ところで、みなさん、ご存じですか?
・親族や社員などの身内に事業承継することも、会社の売却に当たります。
・他人である第三者に売却するのも事業承継であり、その第三者は後継者です。
・第三者を後継者にして、事業承継するための売却行為は、既にメジャーな手段なのです。
迷惑廃業するより、感謝売却がいい。
逆に、売却にも「迷惑売却」、廃業にも「感謝廃業」があります。
家族、社員、仕入先・取引先、銀行、地域社会というステークホルダーに感謝されるか、迷惑かけるかが基準です。
その中で、全員幸せのベストな手段が「感謝売却」であることに気づき、第2の人生の一歩を、あなたに踏み出していただけたら幸いです。
今後、本ブログにて、会社売却の事業承継について発信していきますので、よろしくお願いします。
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