10代の若者時代からアウトプットを覚えれば、幸せがつかめる。
「日本一アウトプットする精神科医」として活躍している樺沢紫苑氏をご存じでしょうか?
SNSでの総フォロワー数は50万人超。
『アウトプット大全』『ストレスフリー超大全』を始めとする著書では、累計160万部の作家でもあります。
その樺沢氏が最近出版した著書に『極(エッセンシャル)アウトプット――「伝える力」で人生が決まる』(小学館Youth Books刊)という本があります。
この本の対象者は、大学受験や就職する前に不安を抱えている10代の若者たちです。
このコロナ禍の中、たとえばリモートでのやり取りやクラブ活動自粛によって外での人間関係が疎遠になったり、家庭内で親とぶつかったりなど、今までとは全く異なる環境の中で孤独感から不安になったり、ストレスという爆弾を抱えて巣ごもりしていたり、自己肯定感を持つことができなかったりと、10代の若者は、なかなか前に進むことができない状態にあります。
そんな中、この10代の今だからこそ、アウトプットすることを覚えれば、前に進むことができる――そんな勇気を与えてくれる本です。
でも、この本は単なる啓蒙本ではなく、実際にどうアウトプットすればうまくいくか、すぐにでもできる実用的な本なのです。
「アウトプットって何だろう」→「コミュニケーション下手は克服できる」という章の後に、「話す」「書く」「行動する」と続き、具体的に誰もが始められるアウトプットについて解説し、読者の背中を押してくれています。
これを読んで実践した10代の若者はどうなるか、私自身、想像してみました。
・この本を読んで、アウトプットすることに目覚めた。
・話して、書いて、行動してみて、自信がついた。
・自分の選択肢によって大学受験、就職活動にチャレンジできた。
・社会人になったら、仕事でも私生活でも、アウトプットが周囲の好感を呼び、イキイキと幸せに生きることができている。
・・・そんな風に想像を掻き立ててくれる本なのです。
62歳も実行し始めた「3行ポジテイブ日記」
さて、なぜ、今回、この本を取り上げさせてもらったかと言いますと、これから起業しようとしているサラリーマンに、ぜひ読んでもらいたいと思ったからです。
62歳の私も、この本から刺激を受け、「書く」の中の「3行ポジテイブ日記」を実行し始めたところです。
寝る前の15分は、記憶のゴールデンタイムとのこと。
その時間にネガテイブなことを考えて眠るのは、ダメ人間と脳に刻印することと同じというのです。
我が身を振り返ると、時としてそうする自分に思い当たりました。
確かに、次の日に心がモヤモヤし、やることなすことが全然うまくいかないということが、今までも往々にしてありました。
そこで、その日に良かったことを3つ思い出し、ノートに記して眠る「3行ポジテイブ日記」を実行してみました。
まだ実行して間もないのですが、次の日の朝、心にモヤモヤ感はありませんでした。
起業は究極のアウトプット。10代の原点に帰ってみよう。
そこで、思い出したことがあります。
私が大学受験をする前のことです。
その高校では、ある大学を受験する生徒の中で、私は偏差値が最下位であるにもかかわらず、「絶対受かる」と自分に言い聞かせていたのです。
そして、樺沢氏の著書の内容にあるように、話す、書く、行動するというアウトプット型の受験勉強を行っていました。
結果、その大学には、私の高校からは、唯一私だけが合格してしまったのです。
この時の記憶と自信は、社会人になってからも、パワーを発揮する上での原点になったようです。考えてみたら、年を重ねても、今回「3行ポジテイブ日記」をやっている自分は、10代の時のパワーを呼び寄せている気がします。
今、起業を考えているあなたはいかがですか?
アウトプットができなければ、起業することはできません。
10代の頃の記憶を呼び起こしながら、この本を一度読んでみてはいかがでしょうか?
もしネガテイブな考えを抱えながら、なかなか前に進めないでいるとしたら、「アウトプット」の原点に帰ることができるはずです。
失敗しない起業をするためにまず行うことは、心からチャレンジをしたいと思うかどうかです。まずは、自分をアウトプットしてみましょう。
◇合せて、自著【失敗しない起業の法則37】を読んで頂ければ幸いです↓