経営が順調な時こそ、笑顔と甘言には要注意

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起業して会社も順調に伸びているさなか、私は立て続けに落ちてはいけない落とし穴に落ちてしまいました。

今回は、その当時の体験をもとに、あなたにも気をつけてほしいポイントをお伝えします。

笑顔の提案に飛びつき、失敗した4つの事例

会社が順調に伸びている時は、表面上(というのが後で分かるのですが)笑顔の人たちが集まってきます。

①「投資して資産を増やしませんか?」
②「〇〇をリースしてコストダウンしませんか?」
③「学生向けに、人材募集のDMを送りませんか?どこよりもお得ですよ」
④「いいお店がありますよ。今回は私が持ちますから、一緒に行きませんか?」

というような誘いがあります。

その結果、こうなりました。

①投資は失敗し、大きなお金が飛んでいきました。
②リース商品が良くなく、結果、コストダウンできませんでした。
③1枚もDMの戻りがなく、後追い調査をしたら、1枚も送っておらず、勧めてきた人間と連絡が取れなくなりました。
④2回目以降は、こちらが当たり前のように驕ることになりました。

上記の例は、友人(だと思っていた人間たち)からの勧誘でした。
恨むと自分の心が穢れますから、いい勉強だったと思うようにしました。

考えてみたら、すべて自分の脇の甘さが原因だったわけですから、まさに「勉強代」を払ったわけです。

どん底を経験してわかった、本当に大切な人たち

笑顔の人たちは、甘言も武器にします。

「素晴らしい業績ですねえ」
「あなたにはオーラがありますね」
「必ず№1になれますよ」
「本当にいい社員さんが集まっていますね」

その言葉群は耳に心地よく、心を舞い上がらせます。
その心の隙間を狙って、勧誘してくるのです。

業績が落ち込んでくると、彼らは背を向けて、いなくなります。
彼らは、お金の匂いに敏感なのです。

経営が順調な時こそ、こういう甘言を引き寄せてしまいます。
そして、苦言を言う人は遠ざけようとします。
かつての私もそうでした。
何度も、生前の両親や親友に言われても、聞き入れない時期がありました。

その結果、どん底を経験することになったのです。

どん底に落ちた時、今度は親も親友は私を責めることなく、ただそばにいてくれました。
背を向けた人たちからの連絡は、皆無と言っていいほどありませんでした。

今があるのは、苦言の人たちがそばにいてくれたからです。
心より感謝しています。

起業しようとしているあなた、絶好調の経営者のあなた、成長している時こそ表面上の笑顔と甘言には気をつけましょう。

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