これからあなたが起業すると、今から3年後、2024年に扱う紙幣の顔が変わります。日常的にはキャッシュレスが進み、紙幣を扱う機会は減る可能性もありますが、ここであなたにお伝えしたいのは、その紙幣の「顔」についてです。
その顔からは、これからのビジネスに対する姿勢が学べるからです。
新1000円札が応援する「健康な働き方」
まず1000円札。
顔は「北里柴三郎」です。
ペスト菌を発見した「日本の細菌学の父」と呼ばれた人物です。
彼から、ビジネスにおいて何を学べるか。
それは、「健康な働き方」です。
今、世界は未曽有のコロナ禍の中にあります。
ワクチンが投与され、落ち着きを取り戻すでしょうが、「ニューノーマル」と言われるように、ビジネスにおいても価値観が大きく変わりました。会社に通勤しなくても、自宅でテレワークが当たり前になる時代です。
そして、過剰労働にレッドカードが突きつけられています。
健康がいかに大切な、最大の資産であるかに思いが至ります。
起業する場合、自分も含めた社員の健康な働き方に目を向けたいものです。
新5000円札が応援する「女性の活躍」
次に5000円札。
顔は「津田梅子」です。
津田塾大学を創設し、「女子教育の先駆者」と呼ばれた人物です。
日本で初めて海外留学した女性でもあります。明治4年に岩倉使節団に加わっています。
彼女から、ビジネスにおいて何を学べるか。
それは、「女性の活躍」です。
日本の女性管理職比率は世界の先進国でも下位に位置しています。
政府が起業に目標を設定しているぐらいですから、女性の活躍に目を向けない企業は成長が鈍化していくでしょう。特に、消費者のリーダーは女性ですからね。
あなたが女性であれば言わずもがなですが、あなたが男性なら女性を視野に入れたビジネスをしたいものです。
新1万円札が応援する「環境に配慮した経営」
最後に1万円札。
顔は「渋沢栄一」です。
現在NHKの大河ドラマでも放映していますが、「近代日本経済の父」と呼ばれた人物です。
500以上の企業の創設に関わり、医療・福祉に貢献。
何と言っても、「論語と算盤」という本にあるように、「倫理と利益の両立」をずっと唱え続けた人物として有名です。
彼から、ビジネスにおいて何を学べるか。
それは、「環境に配慮した経営」です。
SDGs(持続可能な開発目標)やサステナブル商品(再生素材衣料など)に代表されるように、環境を意識した経営が求められています。
買い物テック(非接触技術)により、買い物の環境改革も推し進められています。
いかがですか?
新札の3人の「顔」は、まさに時代との符号とでもいうべき布陣ではないでしょうか。
あなたが起業する際、どんな経営姿勢を持つか、参考になるのではないでしょうか。
◇【失敗しない起業の法則37】↓