社長の座を譲れば幸せになれる。心から思う秘策はコレしかない

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社長の座は譲れない。なぜ?

事業承継がうまくいかない人の思考パターンのひとつに、「これからも社長の座を渡すことはしたくない」というものがあります。

よくよく話を聞いてみると、本当はそんなことではなく、社長を引退した後、何をしていいか分からないというのが本音だったりするものです。

次のステップが見えていないから、社長を譲ることが「引退」になってしまい、次の道に行くための「卒業」にはならないのです。

引退した後は「余生」を生きるイメージになってしまうのです。

長年、社長として前線を歩いてきたプライドがあります。
確かに、あなたがいなければ会社はここまで存続して来なかったでしょう。

でも、誤解を恐れずに言えば、まだ自分が社長を続けないと会社は続かない。周りにそう見せたり、思わせたりしているのではないでしょうか?

今までの社長の仕事の中で、最大最後の仕事は「○○」を捨てること

私も、会社エグジットをする際は、社長としての権限を捨てることに、大きな抵抗感がありました。

会社の指令系統のトップにいることの権限と心地良さ、会社の代表としての名誉、お金を初めとする経営資源を自分の決断ひとつで動かせる満足感。

それを捨てることは、とてももったいないことであり、寂しさを伴います。

この複雑な気持ちは、社長であれば誰もが持つものではないでしょうか?

「早く事業承継しなければ会社が続いていかない」と言われても、この複雑な思いから解放されることはなかなかありません。

自分が社長じゃなくても会社は続く・・・案外、本人がいちばん分かっていることかもしれませんね。

「会社エグジット」は重い荷物を下ろす、社長卒業のセレモニー

それでは、どうしたらいいのでしょうか?

いちばんの解決策は、次の人生を楽しく過ごすため、幸せに送るためには何をしたらいいかを見つけることです。

・会社を通じて社会貢献を続けてきたという思いが強かったら、次は個人として社会貢献をすればいいのです。
・前々からの夢があるなら、その夢の実現に向けて動き出せばいいのです。
・趣味に没頭したいなら、圧倒的な時間をそこに振り向ければいいのです。

後は、いつから始めるか、納期を決めるだけです。

社長のいちばんの仕事は「決断すること」です。
その決断をしてしまえば、会社エグジットのスケジュールは自ずと決まってきます。

家族を想い、社員を想い、取引先を想い、新しい第三者の経営者に「会社エグジット」する大仕事が思いっきり待っています。

(※会社エグジット→後継者のいない中小企業の社長が、会社を第三者に売却することによって、自分の次の人生、そして家族・社員・取引先などの利害関係者の幸せを創造し、大廃業時代が来るといわれている日本経済を救う愛ある行為)

いかがですか?
ワクワクする次の人生を設定し、実行の準備に入りましょう。

事業承継のプロセスを、「社長卒業」のセレモニーととらえましょう。

◇次の人生にシフトチェンジするための事業承継本。一度読んでいただくと、重い荷物が下せますよ↓

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