頭で考えたことをそのまま実行すると、うまくいかないことが往々にしてあります。
8割方うまくいったとしても、2割うまくいかないと、心が躍りません。それは、心を頭の照準に合せているからです。
逆に、心がウキウキすることをそのまま実行すると、頭で考えたことの8割の結果であったとしても、満足感でいっぱいということがあります。それは、頭を心の照準に合せているからです。
完璧主義の人は、いくらうまくいっても、不満が募っていきます。感性の人は、うまくいくと、笑顔があふれていきます。
どちらがいいか、というよりも、笑顔があふれる生き方の方がいいな、と単純に思います。
もともと、完璧主義の人と感性の人を分けることには無理があります。人間はどちらの要素も持っているわけですから。
要は、生き方の問題です。
大学勤務の知人は、こう言っていました。
「これからは、知識をいくら持ったとしても、その知識は、発達する人工知能が代替する時代になっていく。だから、これからの若者は、感性こそが一番大事なんだよね」と。
情報過多の時代。
総ての情報を得ることができない世の中で、それを得ようとしても徒労に終わったり、ストレスがたまったりしても、つまらない人生です。
自分が満足の行く情報だけを集め、ウキウキする感性を磨いていく方が幸せです。感じるままに生きることが否定された時代はもはや過去のこと。
道徳とか、性悪説とかいう前に、感性で生きることを肯定した方が幸せな人生を送れます。
大学の知人が今まで糧にしてきたという言葉を最後にご紹介します。
『才能は持って生まれたものだけど、センスは磨けば光る』
いい言葉ですね。
感じることに磨きをかけ、笑顔の人生を送りたいものですね。