2021年も、もうすぐ暮れようとしています。
今年はあなたにとって、どんな年でしたか?
2022年、念願のかなう年にしたいですね。
さて、そろそろ起業しようと考えているあなたに、お金のからむ現実的なお話をしておこうと思います。
ズバリ、起業してしばらくは、会社に財産はありません。
今日明日の収入、支払がすべてです。
そして、今支払えるお金があり、支払って残るお金が大事です。
そのお金を積み上げて、恒常的な利益体質をつくることが経営者のいちばんしなければいけない仕事になります。
さて、P/Lは損益計算書です。
いわば、会社の家計簿と言ってもいいものです。
会社をつぶさず、維持していくために必要な帳簿です。
対して、B/Sは貸借対照表です。
今現在、いくらの財産があるかを表す帳簿です。
成長期10年は、会社を揺るぎない存在にするための、財産を作る期間と思ってください。つまり、P/L重視の経営を心がけることです。
お金を絶やさず、残ったお金を利益として毎年積み上げていきましょう。
銀行から借金しても、全額すぐ返せるお金は積み上げておき、次の成熟期の10年に備えましょう。
売上-経費=利益。成長期は、この単純な数式を念頭に経営したいものです。
売上が上がらなければ経費を削減しましょう。
経費でいちばん大きいのは人件費です。
人件費の中でいちばん大きいのは社長の報酬です。
つまり、真っ先に、あなたの報酬を削ることになります。
そう考えて経営しましょう。
経費がこれ以上削れなければ、売上を上げましょう。
売上を上げるためには、アプローチ先の件数や訪問頻度を上げる、売りやすい内容に変える、などの質量を充実させる必要があります。
シンプルな法則で、会社を成長させていきましょう。
あなたの2022年が、幸せな幕開けを迎えますように。
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