「チームビルディング」の成功は『A』をリーダーにすること

team-building


思わず引き寄せられるリーダータイプ『A』とは?

ついつい手を差しのべたくなる人がいます。

・その人が劣悪な環境にあるから
・弱いから
・苦しんでいるから

だから助けてあげたい。
そういう「助ける」「救う」という感覚ではなく、磁石に引き寄せられるような感覚です。

その人を、Aさんとします。
Aさんは、グイグイ人を引っ張っていくタイプの人間です。
話をしているうちに、不思議とこっちまで元気になっていきます。

決してマイナスなことは言いません。
人の悪口なんて、とんでもないことです。

「こんなことがしたい」
「こんな世界をつくりたい」

そんな話を夢中に、真剣な顔で、最後は「どう?」と笑顔を向けてきます。

最初は無理そうなことであっても、
(Aさんならやれるのではないだろうか)
そう思わせてくれます。

そんなAさんのような人、あなたの周りにもいませんか?

次第に、自分もAさんの描く世界に引き寄せられていく・・・そんな体験、したことありませんか?

リーダー『A』は名優である必要はないが・・・

このAさんには大きな強みがあるのです。

それは、自分ひとりではできないだろうことに、無謀にもひとりで行動に移そうとすること。
周りから見ると、それはとても危なっかしく見えます。

「それって、ひとりじゃできないですよね?」
と声をかけ、思わず手を差しのべてしまう自分がいます。

最終的には、実に多くの協力者がAさんを囲んでいます。

ひょっとして、Aさんは一流の俳優で、意図的に演技しているのではないかと勘繰ってしまうほどの名優に見えたりします。

そして、ラストの名台詞はこれです。

「助かるよ!」
Aさんは満面に笑みを浮かべて握手を求めてくるのです。

こうして、Aさんは協力者を引き込んでいくのです。

何よりも、協力することになった人の心はワクワクしています。
自分の心を前向きにさせてくれたのはAさん。
自分に手を差しのべてくれたのはAさんの方なのだと・・・。

なぜ『A』は高業績を上げられるのか。その3つの理由

Aさんのようなリーダーがいたら、メンバーのモチベーションは上がり、大きな成果を収めることは間違いないでしょう。理由は以下の3点です。

・向かうべき方向が鮮明
・やるべきことが明解
・メンバー自身が当事者

いま急成長している会社には、Aさんのようなリーダーがいます。
そして、これがチームビルディング、チームワークの基本ではないでしょうか。