上司を味方につけて起業に活かす、人間関係の科学的法則。

boss

「目は口ほどに物を言う」ということわざには、科学的根拠があった

あなたの言葉以上に、相手に強い印象を与えるのは何だと思いますか?

表情・態度55%
しゃべり方や声質38%
言葉 7%
相手に強い印象を与える要素は何か?

これが、相手に与える影響度の強さを表しています。

なんと、あなたの話す言葉の影響力はかなり小さいということになります。

驚きましたか?

これを、「メラビアンの法則」と言います。

相手に対して、「そのお考えは素晴らしいですね」と言葉を発しても、

気持ちの入っていない抑揚のない声質だったり、目を伏せていたりしたら、相手は、(この人は嘘をついている)と見抜くのです。

つまり、相手に嫌な思いがあると、それが態度や声質を通じて、相手に伝わってしまうということです。

「相手が嫌いなら、相手も嫌う」という人間関係の科学的法則。

そして、好きと思えば、言葉を発しなくても、その表情や態度で、その思いが相手に伝わり、相手も好きになってくれるということです。

嫌いと思えば、そのしゃべり方や声質で、その思いが相手に伝わり、相手からも嫌われるということです。

これを、「自己開示の返報性」と言います。

例えば、上司が嫌いなら、上司もあなたを嫌うということです。

そうすると、どうなるでしょうか?

●あなたの仕事がストップする⇒好きな仕事ができない。
●上司の評価が悪くなる⇒評価ダウンで、昇給・昇進が見込めない。
●ストレスで心身に悪影響がある⇒人生に大きな支障をきたす。

こうなると、マズいですね。

あなたにとって、いいことはひとつもありません。

上司は嫌う人ではなく、「仕事をくれる人」「給料を上げる人」

そこで、こう考えることをお奨めします。

◇上司は自分に仕事をくれる人、待遇を決める人と、現実的な仕事関係で捉えることです。
◇長い時間つき合えば嫌な面も見えます。これは人間関係につきものと思うことです。
◇自分の能力が及ばない、上司の仕事面のいいところを見つけてマネすることです。

そうすると、好き嫌いではなく、仕事の上司と部下という関係で、自己開示の返報性が発揮され、「メラビアンの法則」が活きます。

こうなります。

☆上司の評価が上がり、待遇が良くなります。
☆好きな仕事が回ってきて成長できます。
☆人間関係の嫌な面を克服し、起業に役立ちます。

これが、サラリーマンが手に入れる「我慢強さ」です。

肝心なことは、上司を好き嫌いの対象とは見ないことです。

あなたが起業すれば、部下に嫌われるかもしれません。

でも、「メラビアンの法則」と「自己開示の返報性」を知っていれば、起業後、メンバーに対して、今度は仕事を提供する人、給料を上げる人という上司の立場を伝えることができます。

サラリーマンにおける上司は別格の存在です。

嫌でもつき合わなければ、自分に幸せはもたらすことはできません。

ここに、「我慢強さ」を学習する意味が生じるのです。

ただ、じっと我慢しましょうと言っているわけではありません。

割り切って、「立場」でつき合ったとしても、それを越えた理不尽な要求のある時は、その限りではありません。

我慢の限度を越えているなら、上司に対して、それがなぜマズいか、しっかり話せばいいのです。
●それでも埒が明かなければ、カンタンです。上司の上司にジャンプして話をすればいいのです。

上司とは割り切ってつき合うぐらいが、ちょうどいい。

起業するなら、人間関係を好き嫌いで判断することを止めましょう。

好きは、まだいいです。

「嫌い」が問題です。

たとえ嫌いだとしても、仕事上の上司は良くも悪くも最もあなたに影響を与える人です。

どうしても無理なら、上司の上司に配置換えをお願いするか、転職しましょう。

我慢は限界を越えてはいけませんからね.

☆仲の悪い社員二人が同じチームにいた場合、上司であるあなたは、どうしますか?興味のある方は、こちらの人間関係のブログもご覧ください。↓