会社の事業承継の主役は誰だと思いますか?

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あなたの会社の価値はいくらか、数字で言えますか?

もしあなたが会社を売却するなら、自分の会社の価値をお金に換算することができますか?

「プロに査定してもらわないと分からない」

「顧問税理士に聞かないとね」

と、その分野は専門家の仕事と思っている方や、

「即答できない」

と、数字に明るい方でも、そう答えるのではないでしょうか?

厳密な数字じゃなくて結構です。

ザックリこの位、と答えられなければ、事業承継はうまくいきません。

会社の現在価値+将来利益。基本形は、シンプルです。

「それって、間に立つプロの仕事なんじゃないの?」

いえ、違います。最終的にはあなたの判断が全てです。

確かに、厳密な数字はプロの方にお願いした方がいいですが、あなた自身がメインに行動しなければ、身内に承継するにしても、第三者に会社を売却するにしても、物事は前に進みません。

血縁者やベテラン社員に事業承継するにしても、株を譲渡する日が来ます。
会社の価値を数値にできなければ、言い換えれば、株の価値に置き換えれなければ、譲渡の対策もできません

会社を第三者に売却するなら、自信を持った売価を提案できなければ、安く買い叩かれるかもしれません。

「だから、プロに査定してもらわないと・・・」
そう不安になるのもわかりますが・・・大丈夫です。

ここでは、入り口だけ示しておきます。

査定の基本は、会社の現在価値+将来利益です。

「な~んだ」という声が聞こえてきそうです。
実に当たり前の答えですよね。

本題は、事業承継を社長自身がプロデュ―スしましょうというお話がメインです。改めて、査定の詳細についてはお話させていただきます。

プロは相棒。主役は、あくまでも〇〇。

さて、会社の事業承継はどうするか、第三者に売るなら、いくらの金額でプレゼンするのか、誰が交渉の場につくのか。
すべてに主役として関わるのは社長であるあなたが決めることです。

会社を第三者に売却するケースを考えてみましょう。プロのアドバイザーに一任した場合、アドバイザリー料はどのぐらいかかると思いますか?

・成功報酬のみ、着手金+成功報酬と、報酬体系はアドバイザーや仲介会社によって違います。
・売り手、買い手どちらからも報酬を得る仲介会社もあれば、売り手側のアドバイザリー料のみというケースもあります。

いずれにしても、高額のお金が動きます

資金が潤沢な大企業なら、プロのアドバイザーに高額なお金を払えるかもしれませんが、中小企業の資金力では賄えない場合もあります。

すべてをアドバイザーや仲介会社にオンブに抱っこしてしまうと、以下のようになります。

・会社の本当の価値が分からないまま、事業承継してしまう。
・なぜ事業承継するかを言える主人公は、社長以外いないはずのに、他人に一任するできること自体がおかしい。
・会社のステークホルダー(利害関係者)に堂々と語れなくなれば、周りに不安が広がっていく。

どんな結果になるかというと、売却後に社長は後悔するということです。

・もっと高く売れたのに・・・。
・売却したら、社員が辞めていった・・・。
・最後の大仕事を他人に任せるなんて・・・。

私がもしプロに任せっ放しだったら、そう後悔したでしょう。

それに、任せっ放しだったら、プロに失礼です。
ビジネスですから、売却が成立して報酬をもらうのは当然の行為ですが、社長が主体的に動き、会社売却に満足してもらった方が、プロとしてもいいに決まっています。

会社売却は、一生に一番の〇〇の大仕事

私の場合は、顧問税理士を相棒に、自分自身が主体になって、すべてプロデュ―スして、売却を成立させました。

設立25年の会社を売却するわけです。

一生に一度の社長の大仕事と捉え、素人なりに知識を装備し、行動に移せる様に準備し、交渉に当たりました。

会社の売り方に統一基準はありません。

自分と相手との最終合意の結果をもって、基準が決まるだけです。

書店にはたくさんのM&Aの本が出回っており、たくさんの事業承継の本が出版されています。相当数の本を読みましたが、最終的には、税理士のプロを相棒とし、すべて自分の判断で事を進めました。

失敗への不安、成功への期待がなかったと言えば嘘になりますが、それよりも、この一大事をやり遂げようという意思が自分を駆り立てていた、というのが正直なところです。

結果的に、納得のいく金額で、正味1年かからずに売却に成功しました。

私の場合は、プロのアドバイザーや仲介会社ではなく、顧問税理士を相棒とさせていただきました。

ちなみに、相棒への報酬は、実務に対する適正なものでした。

●事業承継は、自分でプロデュ―スしよう。
●自己査定して交渉に臨むぐらいの自力をつけよう。

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