「そういえば、学校で『文章の書き方』を学んだことはなかった」
「バズる文章」のつくり方--現在62歳のネット難民の私にとっても、大きな勇気を与えてくれるビジネス本です。
アメブロやFacebookにコツコツ、コラムを書いてきてはいましたが、個人のホームぺージをつくってブログを書き出したのは1年前。そんな私にTwitterの有効性と活用の仕方を分りやすく解説してくれたのがこの本です。実に頼もしい味方を得たような気持ちになりました。
本書はまず、「どんな人に、何を伝えるか」を明確にし、相手の感情に伝わるようにするための準備を怠らない・・・「準備が9割」とアドバイス。
そして、ネットであれ、紙であれ、すべての媒体で押さえるべき基本はコレ、媒体によって異なる文章の「型」と「テクニック」はコレと導いてくれます。現実的で具体的な例文(伝わらない文章と伝わる文章の比較)を交え、66のポイントをピックアップしてくれています。
例えば、「お体にご自愛ください」はおかしい。「ご自愛」は体を大切にすることだから、「お体にご自愛ください」は「重ね言葉になる」というように、今すぐ使える実用例がふんだんに登場します。
「特別付録」にてTwitterの活用法を惜しげもなく披露してくれる著者の姿勢に、あなたも好感を持つことでしょう。たくさんの人が、伝えたい文章のつくり方を知り、発信できるようになることが著者の願いであることは間違いありません。そこに読者への愛を感じるのは私だけではないでしょう。