今の会社の今の仕事を起業後もできるなら、あなたは起業しますか?

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自著【失敗しない起業の法則37】↓

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出版後、まだあなたに伝えていなかったこと。

最近、起業した頃のことを振り返る機会がありました。

2020年の6月、上記の本をAmazonのkindle版で出版させていただきました。
おかげさまで大きな反響をいただき、起業を考えている方々からも多数問い合わせをいただいた次第です。有り難うございました。

振り返ってみると、私が本書で伝えたかったことは、起業するならしっかり準備をして、長く経営していくために、典型的な失敗を防ぐための法則を知ろうというものでした。

そして、その背景にあったのは、何の準備もせずに、30歳で起業し、会社をつぶすギリギリの失敗を、私自身が何度かしたことでした。

そう振り返った時、ここで、伝えておかなければいけないことがまだあることに気づきましたので、今回は、そのお話をさせていただきます。

リーダーシップや組織をまとめる力がないから起業するという手もある。

幼い頃も、サラリーマン時代も、私には人を引っ張っていく強烈なリーダーシップがあったわけでもなく、動機付けをして組織を一つにまとめる才覚があったわけではありませんでした。

どちらかというと、自分のやりたいことを、人に頼らずにやるという、自分にとってはGoing My Way、周りからはわがままな存在に映っていたように思います。

そして、古くから言われてきた「30歳は而立の年」を前に、組織の中でサラリーマンとして大きな経営資源を動かす人間になるか、小さくても自分が納得する仕事をする人間になるかの2択で悩みました。

会社も仕事も好き、でも自分の世界でやってみたい・・・この二律背反ともいうべき2択を、2択ではなく、一つにつなげてできないものか、そんなわがままな欲求が表面化した時、私はひとつの結論を導いていました。

それは、この会社のこの仕事を、代理店としてやっていくということでした。
結果、30歳の時、その人材支援会社の営業代理店として起業することができたのです。

あなたに伝えたかったことは、このことです。

サラリーマン時代の会社と縁を切って自分ひとりの力で新しい世界を切り拓くことが、イコール起業ではないということです。

サラリーマンとして成長する過程で、会社からは大きなものをいただいています。ひょっとしたら、そのままの仕事を継続し、会社との雇用関係ではなく、起業して会社間の契約に変えるだけ、という起業の方法もあるということです。

働く人の15人にひとりが社長。半分以上が個人経営。さあ、どうする?

まったく新しいことにチャレンジするという起業なら、大きなリスクが伴います。最初の段階で、大きな資金と優秀な人材が揃わなければ、実現できないケースがほとんどでしょう。

でも、考えてみてください。

日本に社長と呼ばれる存在はどれぐらいいると思いますか?

380万人です。

コロナ禍によって会社を畳む人もいますから、もう少し少ないにしても、働く人たちの15人にひとりは社長なのです。
そして、その99,6%は中小企業の社長で、その半数以上は個人経営の会社を運営する社長です。

起業は身近な行為といっても言い過ぎではないでしょう。

なぜ、それだけの社長がいるのかというと、起業は自分でできる身近なものとして、チャンスがあれば起業できるステージがそこにあったからです。

昭和の高度成長期に、たくさんの会社が誕生しました。
今や、60歳以上の社長が全体の6割を占めています。
そろそろ若い世代との世代交代の時期に入っていますが、後継者がいないと、6割の社長が悩んでいます。

私が30歳だった頃のように、まったく新しいことにチャレンジするのではなく、好きな会社と好きな仕事を、起業することで継続するという身近な手段もあるということです。

特に、私のように組織に使われて仕事をするのではなく、自分がやりたいからその仕事をするというタイプなら、発想の転換を図るだけで起業は成立するのです。

サラリーマンとの違いは、全責任は自分ということ。

ただ、気をつけなければいけないことがあります。

起業すれば、誰も助けてくれないという事です。

サラリーマンなら、失敗しても基本、路頭に迷うことはありません。
でも、起業した瞬間から、あなたは全責任を自分で負わなければいけません。

だから、【失敗しない起業の法則】を準備段階で知っておきましょう、ということです。

手近なところに、起業の芽があることを知っておきましょう。
そして、起業したら全責任を自分で負うんだ、という覚悟を持ちましょう。
その二つがあれば、起業の世界をきっと引き寄せることができるでしょう。

ご参考までに。

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