あなたのビジネスを「ネット系」にしてみよう。

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コロナ問題によって、副業、起業をする人が増えています。

どういう分野だと思いますか?

予測通りという人も多いと思いますが、それはネット系の分野です。

「ネット系」です。

確かに、遠隔会議やネット飲み会などで重宝されている、zoom や、膨大な名刺を集めて、社内の人脈網を整理するsansanのように、ネット自体をインフラとしている会社は、圧倒的な成長力を誇っています。

これは「ネット」の会社の場合です。

「ネット系」と「系」をつけたのは、ネットをインフラとしてビジネス展開しようとしている仕事のことだからです。

特に、コンサルタント、アドバイザー、クリエーター、各種専門家たちが、顕著な例です。

・ひとつの場所に集客してセミナーを行うことが困難になってきた・・・それなら、ネット上でオンラインセミナーをやろう!

・ネット上で、趣味の木彫りの人形を販売したら、ほしい人たちが殺到した!

・ネット上の英会話スクールが繁盛している!

・・・そんな情報が、日常的に流れてきます。

ビジネスの場をネットに変えたり、現場とネットを併用したりという専門家は急増していますが、それだけではありません。

会社員の中でも、自分の趣味が高じて、コンサルタントやアドバイザーの肩書でビジネスをし出した人もいるのです。

副業にしている人もいれば、起業しようとしている人もいます。

ネット系は小さく起業できる。

さて、それでは、「ネット系」の仕事のメリットは何でしょうか?

3つほど上げてみます。

・ひとりでも仕事ができる。

・時間と場所を自由にコントロールできる。

・交通費、会場費などの経費が掛からない。

いかがですか?

起業する側のメリットは明らかですね。

経費を抑えられる分、小さな規模で仕事が成立することです。

利用する側にもメリットがありますね。

手軽に参加できるということです。

「ひとり社長」がどんどん誕生する?

こうなると、「ひとり社長」がどんどん誕生するのではないか・・・そう思えますね。

ところで、ネット上から、この「ひとり社長」への誘いが舞い込んできませんか?

「やるならWITHコロナの今がチャンス!」というような誘い文句で・・・。

さあ、ここからです。

結論は、「焦るのは止めましょうね」ということです。

起業するなら、ネット系のビジネスから始めようかな?――その思い、悪くはありません。

確かに、チャンスは目の前に広がっています。

でも、いっぺん自分自身に質問してみましょう。

・それはあなたのやりたいことですか?

・儲けられそうだから、という雑念はありませんか?

「焦り」は、いちばん大きな心の病

焦りは、決していい結果を生みません。

バブルとリーマンの2大ショックの時に、焦りから物事を判断していたら、私の会社は存続していなかったでしょう。

70万部を突破した、昨年のベストセラー第1位の本、「FACTFULNESS」(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著)に興味深い話に触れていました。

人間の10の本能の中で、いちばん自分の判断を鈍らせてしまうのが「焦り本能」だというのです。

(やりたいことは少し違うけど)起業するならチャンスは今!とばかりに焦り本能が顔を出したら、一度立ち止まってみましょう。

・これって、本気で自分のやりたいビジネスだったっけ?

・ずっとやっていける自信、あるのかな?

・そもそも、自分にやれる能力は・・・?

のびしろを含めて、自分のやりたいビジネスと思えるなら、確かにチャンスでしょう。

でも、そうでないなら、こう考えたらいかがでしょうか?

ネット系のビジネスに相乗りするのではなく、自分が起業しようとしているビジネスは、果たして「ネット系」にできるかどうかと考えてみることです。

逆転の発想です。

前述したように、ビジネスにネットを利用するメリットは大きく、もはや避けて通れないツールですからね。

(これは、ネットリテラシーの低い自分自身にも言い聞かせていることです)

・なぜ私は起業しようとしているのか?

・やりたいビジネスはコレだ!

・たとえ不況期が来ても、このビジネスなら続けていきたい!!

原点に戻って、前を向きましょう。