矛盾しているようですが、「失敗はいっぱいしましょう」
自著【失敗しない起業の法則37】をAmazonのkindleで電子出版してから、そろそろ1年が経とうとしています。
今までたくさんの方々にお読みいただき、有り難うございます。
感謝しております。
今回は、今までの中でいちばんお問い合わせの多かった質問に関してお答えさせていただきますね。
いちばん多かったお問い合わせは、ざっくり言ってしまうと、
「起業に失敗しないための方法を知りたい」
というものでした。
実は、その方法を著書に書いているわけですが・・・(笑)
気持ちは分かります。
起業は誰しもが失敗したくないもの。
不安を打ち払うために、情報はいくらでも集めたい。
それが人情というものでしょう。
なるべく、その人の人情に寄り添うようにお答えしてきたつもりですが、今回は、ひとつの結論めいた回答を、ここでさせていただきたいと思います。
「失敗はいっぱいしましょう」
それが回答です。
「えっ?タイトルや内容と違うじゃないの?」
そう思う方もいらっしゃることでしょう。
でも、人間、失敗しない人はいませんよね。
その失敗を恐れていては、起業なんていう自分にとっての大事業を行うことなんてできないのです。
問題は、失敗の中身です。
経営の無知、たとえば、経営は人、モノ、金、情報、時間という経営資源で成り立っているということや、そのそれぞれの使い方の基本情報を知らなければ、起業してもうまくいくわけがありません。
小さな失敗は、会社成長の動力源。
著書にも書いていますが、その無知なるものの代表が私でした。
何も知らずに起業して2年間順風満帆と思っていた矢先、バブルが弾けて、名古屋の同業会の会社では、真っ先に倒産しそうになったからです、
無知ほど怖いものはありません。
その後、遅ればせながら知を得て、会社を復活させることができたのですが、私にとって、その無知の時代の失敗は、してはならない失敗だったのです。
だからこそ、知を得て起業すれば、「最悪の失敗」に至ることはない・・・そんな思いで【失敗しない起業の法則37】を電子出版した次第です。
つまり、会社を倒産させるような大きな失敗をしないために事前に知識を得ておこうというのが出版の意図だったのです。
そして、起業したら、小さな失敗はむしろ会社を強くするために必要な体験と捉えよう、そう言いたいのです。
・起業で大きな失敗をしない=倒産させない。
・経営の基本の知を得て、小さな失敗をする=会社を成長させる。
そういう構図です。
コロナ禍の中、常識が覆るニューノーマルの時代が訪れています。
ぜひ、起業する上での基本の知を得た上で、起業をするべきかどうか自問自答してください。そして、起業するなら、自分の勇気と責任を友として、小さな失敗を恐れず、一歩を「踏み出すことです。
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