人生100年時代。「変身資産」が幸せへの最大のパスポート

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3つの「将来資産」を手に入れよう

『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』
(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著/池村千秋訳:東洋経済新報社発行)。

既にご存知の方も多いと思いますが、世界的なベストセラー本です。

人生100年時代の到来で人生の新しいステージが現れ、変化を余儀なくされる中、もはや過去のモデルは役立たない、新しい生き方をしよう。そう提言している1冊です。

この本の中に、これから持っておきたい3つの資産が紹介されています。

1. 所得を増やす「生産性資産」
2. 心身の健康と幸福を増やす「活力資産」
3. 自分を熟知し、多様な人的ネットワークを活用できる「変身資産」

この3つの資産を持ち合わせていないと、これからの時代を生きていくことが窮屈になってしまうというのです。

これを、事業承継に当てはめてみます。

後継者問題で悩んでいる中小企業の社長が、次の3つの資産を得たらどうなるでしょうか?

1.キャッシュという生産性資産
2.ストレスフリーという活力資産
3.新しい人的ネットワークという変身資産

この3つの資産を早期に手に入れるためにはどうしたらいいでしょうか?

それは会社エグジットすることです。

※会社エグジット→後継者のいない中小企業の社長が、会社を第三者に売却することによって、自分の次の人生、そして家族・社員・取引先などの利害関係者の幸せを創造し、大廃業時代が来るといわれている日本経済を救う愛ある行為のこと。

会社エグジットによって売却益という生産性資産を手にし、大きな責任という荷物を下ろし、ストレスフリーという活力資産を得、社長としてではなく、個人のつながりの中で自分の生き方を変えていく変身資産を手に入れるのです。

次の生き方を決めれば、「会社エグジット」は当たり前になる

この中で、躊躇しがちなのが「変身資産」です。

社長だから確立できた社内、業界内の人的ネットワークは、会社エグジット後にそのまま活かせるわけではありません。

あなたが会社エグジット後に何をやりたいか、それによって人的ネットワークという変身資産が見えてきます。なぜなら、志をひとつにする人間たちのコミュニティをネット上で検索でき、そこに参加することで、新しい世界をつくっていくことができるからです。

会社エグジットを考えるなら、まずは自分を見つめ直し、事前にこれからの生き方を見つけておきましょう。

逆に、これからの生き方を決めたならば、会社エグジットすることがごく自然なことに思えてくるからです。

自分が何に変身するか、楽しみながらじっくり考えてみてください。

また、すでにいくつかのコミュニティに参加したり、SNSで多様な人たちとつながっているのなら安心です。会社エグジット後に、そのネットワークにおけるつながりはさらに強まり、あなたの変身をリアルに後押しすることになるでしょう。

会社エグジットをして重荷から解放され、次の人生の準備金を手に入れたら、後は「変身」するのみです。その変身後のことを最初に考えておきましょうということです。

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