第三者に事業承継する・・・これは既にメジャーな手段?
会社の売却先は、自分で見つけることができます。
これに対して、あなたはどう思いますか?
「そうそう」という人は、私の経験上、100人に1~2人、いるかいないかでしょう。無理という人が40人。
じゃあ、残り58~60人は、どんな人でしょうか?
それは、「会社を売るなんて考えたこともない!」という人たちです。
会社は血縁やベテラン社員という「身内」に事業承継するもの、そう考えている人たちです。
私も最初はそうでしたから・・・「売却」に対して拒否反応するでしょう。
ところで、身内ではなく、第三者に事業承継する社長はどれぐらいいるかご存知ですか?
40%です。
過半数ではありませんが、意外に多いと思いませんか?実は、今から30年ほど前の昭和末期の調査によると、たったの4%だったのです。
第三者に会社を譲渡することは、今や一般化してきたと言ってもいいでしょう。ただ、自分で会社の売却先を見つけることは難しい・・・多くの社長は、そう考えているということです。
意外と身近なところに、あなたが求める人はいるものだ。
本題に戻ります。
会社の売却先は、実は、自分で見つけることができるのです。
「どうやって?」
答えは、実にシンプルです。
あなたのそばに売却先はあるのです。
「えっ?どこに?」
まずは、あなたが信頼している人をピックアップしてみましょう。
・同業
・顧客
・仕入先
その人とは、どの位のおつき合いをしていますか?
・一緒に仕事をし、信頼関係にある。
・夢を語り合ったことがある。
・一緒の趣味、たとえばカラオケに行ったことがある。
その、あなたの人脈の中で、会社を委ねられる人はいますか?
その人が思い浮かべられたら、その人が、あるいはその人たちが会社の売却先の候補です。
私の場合は、こうです。
・同業で、ライバルである一方、経営に対する考え方が似通っていた。
・ガラス張りの情報交換を通じて、お互いの強みと弱みを少なからず知っていた。
・カラオケ好きで、年齢的に大差がなかったため、歌う歌も似通っていた。
そして、共通の悩みがあったため、会社の売買の話を持ち掛けやすかったというわけです。
身内に後継者がいなくても、意外と身近なところに、対象者はいるものです。
一度、人脈の棚卸をしてみましょう。
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