今までの顧客は、実は最高に新しい顧客です、というお話。

time-change

好かれている人から、急にそっぽを向けられたこと、ありませんか?

好かれていることが当たり前、と思っているから、相手への優しさをついつい忘れてしまっていたことが原因であることが多いですね。

かつて、会社のメンバーに、私がずっと言い続けてきたセリフの中で、いちばん多かったのが、「長いおつき合いのお客様は、常に新しいお客様である」ということ。

顧客の担当者が変わることもあれば、顧客にとって、こちらの商品価値が変わることもあります。

新商品を開発することもあれば、販路を拡大することだってあります。

でも、「このお客様は長いおつき合いだから、大丈夫」という根拠のない自信から、顧客とのコミュニケーションを取らなくなる。

新しい情報提供をすることもなくなる。
これがいちばん問題です。

ライバルにスキマから入り込まれることになります。

大丈夫だと思っていた彼女に振られた時の辛さに似て、そうなったら後の祭りです。

悪いのは自分です。

でも、その時に気づいても、もう遅いです。

仮に契約が復活するにしても、今までの何倍もの時間、労力、心遣いが必要になります。

私も経験しましたが、リターン率は0に近く、復活した顧客へのエネルギーは並大抵のものではありませんでした。

だったら、常日頃から、顧客は常に新しい顧客としておつき合いすることです。

コロナ禍によって、あらゆる価値観が変わっています。
今までの企業がそのままこれからの企業ではありません。

今までの顧客を、今日知り合った新しい顧客として大事にすること。
それが、これからの「新規顧客」の対する考え方ではないでしょうか。