社名が消える12月31日直前。OB社員からの「最後の晩餐」

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2017年、今から4年前の12月。

㈱アドステージという社名がこの世から消える直前に、OB社員が音頭を取ってくれ、ささやかな晩餐会を催してくれました。

同業者への会社エグジット(株式売却)は3年前に成立していましたが、この間、会社は関連会社として社名はしっかり残っていました。

そして当初の予定通り、12月31日をもって合併することになったのです。

その直前に集まろうと、OB社員が声をかけてくれたのです。

その当時の模様をFacebookに投稿していましたので、再度ここに投稿させていただきました。

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昨日、㈱アド ステージのOB会が行われた。

場所は、OBのひとり、Mの経営する大曽根の焼き鳥店。

「会社の名前がなくなるのは寂しいですね」
オーストラリアに転職して日系の新聞社に勤めるIのひと言。

そう、㈱アド ステージは12月31日をもって会社を閉じるのです。

「僕たちがいた頃は、やんちゃ集団でしたね。社長もね」
Mは昔を懐かしんでいるようだ。

そう、このOBの3人のやんちゃ達は、会社の発展を支えた強者達だ。

「来年の社長の還暦会に呼ぶ参加者のリストを作ってきましたよ」
途中から参加した、大手企業の人事スタッフとして活躍するTが、カバンからおもむろにリストを取り出して3人の前に差し出した。

MとIとT、そして私を含めて、昔の話に花が咲く。

そこに、子供の病気で参加できなかったSからの電話。
彼も、知名度のある会社の人事スタッフとして活躍している。

Sを加えて、やんちゃ4人組だ。

滑らない話で、いつも場を盛り上げてくれる、クッションのような存在。
ひと通り全員と話し終え、どうやらSも還暦会の幹事のひとりになってくれたようだ。

設立から28年。
3年前に合併することは決めていたとはいえ、3人に会うと、懐かしさと共に、社名がなくなる寂しさがよぎる。

I、オーストラリアで、大きな幸せをつかむんだよ。

M、信頼される経営者として、でっかくなるんだよ。

T、やりたいことにこだわって、出世していくんだよ。

S、家族愛を大きく育てていくんだよ。

そして、今までの㈱アドステージへ――。
長い間、やんちゃな僕につき合ってくれて有り難う。

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㈱アドステージという社名はなくなりましたが、社員や顧客という大事な資産はしっかり次の会社に引き継ぐことができました。

何よりも社員、OB社員、取引先などのステークホルダーの記憶に残っていることは、とてもうれしいことです。

会社を起業して28年。㈱アドステージは7500社、5万人もの就・転職者のマッチングを果たすことができました。社員と共に大きな社会貢献ができたのです。
悔いはありません。

年末に当たり、懐かしくなり、再投稿させていただきました。

これまで会社エグジット先の顧問を務めてきましたが、そろそろそれも卒業の時期が来たのかもしれません。

㈱アドステージから巣立っていったOB諸君、そろそろ一献傾けながら、近況の報告会でもしたいものだね。

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