起業を考えているあなたが、サラリーマン時代に準備しておくことは何でしょうか？
ここでは、私や周りの社長の経験をもとに、あなたの起業に向けてアドバイスさせていただきます。
「人マネ」するために用意する5つの質問
起業したいけど、まず何から手をつけたらいいか分からない・・・そう思っていませんか？
最初は、人に会いましょう。
どんな人かというと、「起業に成功している人」です。
せっかく起業するのですから、あなたは成功をイメージしているはずです。
でも、実施に起業に成功している人にあって、成功イメージを自分に重ねてみなければ分かりません。
机上の空論は不安を招くだけです。
あなたの周りに、既に成功している人はいませんか？
親・親族・先輩後輩・友人、あるいは彼らの知人——探してみてください。
起業後のあなたが目指す業界や業態、商品内容が違っていても大丈夫です。
もちろん、一緒の方がリアルな情報に出会えますから、それに越したことはありませんが、起業後の成功イメージを持つ訓練をするのですから、間口は広く取っておきましょう。
でも、ただ会うだけでは意味がありません。
成功イメージを持つための質問をして、答えを引き出しましょう。
・その人が会社を創業する前に、どんな準備をしていたのか
・それが起業後に役立ったのか
・逆に起業後、こんな準備をしておけば良かったと反省することはなかったか
・サラリーマン時代の何が活かせるのか
・社長になるために準備中に身につけたことは何か
そんなところを聞いてみることから始めてみてください。
ひとりの社長に限らないほうがいいでしょう。
社長それぞれのやり方がありますから、複数から話を聞き、自分の参考になる部分をそれぞれからピックアップしてみることをお奨めします。
人、モノ、お金、時間、情報の5つを聞き出そう
この5つは、会社を経営する上でのリソース(資源)です。
例えば——。
・人の採用はどうしたのか
・お金はいくら用意したのか
・用意したモノは何か
・いつまでに何を準備したのか
・どんな情報を仕入れ、それをどう活かしたのか
など、あなたが会社を経営していく上で必要な、先輩社長の経験を入手すればいいのです。
私は、一切、先輩社長に話を聞かずに起業したこともあり、いくつか大きなつまずき経験をしてしまいました。
起業後、あなたも失敗することはあるでしょう。
でも、先輩社長からのアドバイスがあれば、それを小さな失敗で終えることができます。
そして、その小さな失敗は、起業の肥やしになるはずです。
まずは、先輩社長からいいとこ取りをして、準備につなげましょう。
成功者が未知の世界に飛び込む時は、人マネから始めるものです。
オリジナルは、その後でいいのです。
尊敬する人のマネをし、そこに自分の味をミックスして、最終的にはオリジナルにする。その道のりには時間をかけていいのです。
これを、日本古来の師弟関係をとらえて、「守・破・離」と言います。
覚えておいてください。
さあ、起業に成功した人に会い、「守」から始めましょう。
その時、先輩社長への感謝は忘れないでくださいね。
同じ土俵に立つことになるわけですから。
そして、その恩は、あなたの成功で返してあげてください。
この先輩社長たちは、起業してからもあなたのメンターになってくれるはずですよ。定期訪問して、相談に乗ってもらいましょう。
起業も、人マネから始まるというお話でした。
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