最終判断は、あなたにしかできない。
経営者の仕事の中でいちばん重要なものは何だと思いますか?
それは「決断すること」です。
ベテラン社員に委ねることもありますが、あくまでも最終決断は経営者が下します。
決断の内容によっては、会社の命運を左右することもあります。それほど、トップに立つ者の責任は重いのです。
でも、これって経営者にしかできない仕事なのでしょうか?
それは違います。サラリーマンであるあなたにもできるし、実は日常的にしているのではないでしょうか?
あなたは、自分の人生の経営者です。最終決断は、あなたにしかできないはずです。
不平・不満は人に決断を委ねるから出てくる。
幼い頃は、親や先生に決めてもらうことがほとんどだったでしょう。でも、社会人になると、自分の人生の中で必要とされる決断は、自分に委ねられていくことになります。
他人のせいには基本、できません。
「なんだ、当たり前のことじゃないか」
という声が聞こえそうですが、じっくり過去を振り返ってみてください。自分で決断したことが、どれだけあったでしょうか?
もし不平不満ばっかり言う人がいるとしたら、他人に決断を仰いでいると考えた方がいいでしょう。
自分には責任がない、と思うから平気で不平・不満を言うのです。
ともすれば、起業してからも他人に決断を仰ごうとする時があります。
私にもそんな時期がありました。
でも、当然ですが責任は経営者である自分自身が取らなければいけないことを実感させられました。
経営者は、不平・不満を言っている場合ではないのです。
あくまで、他人の話は参考意見としなければいけません。
自分で決断して生きていくと心に刻印すれば、不平不満の霧は晴れていくはずです。もとより、起業すれば、そうせざるを得ません。
今のうちから「決断グセ」、つけておきましょう。
困った時は、「三者択一」の方がうまくいく。
AかBの二者択一で、どちらにしようか悩んだこと、ありませんか?
AかBを選択し、「しまった!A(B)にすれば良かった」と嘆いたことはありませんか?
私は、そんな経験ばかりしてきました。
ある時、ひとつの新しい選択法に出会いました。
AとBどちらも選びたいと思いました。
でも、どちらも選ぶ資金の余裕がない。
・・・考える時間はあまり残されていませんでした。
わたしは、AとBのそれぞれのメリットとデメリットを神に箇条書きに記し、比較してみました。大差ありません。そして、AとBのメリットを併せ持ったCという第三の選択肢が見つかったのです。当然、私はCを選ぶ決断をしました。
この「三者択一」に巡り合って以来、私はなるべく三択によって決断するようにしています。あえて、第三の選択肢を設けることもあります。
顧客に決断を促すときも、3つの企画の中から選んでもらうようにしています。
顧客も3つあった方が選びやすいようですから、こちらの方も効果的です。
何よりも、三択は心に余裕を持たせてくれます。安全な決断がしやすくなります。
一か八か、0か100かとなると、緊張感から、後悔する決断を下すことになりかねません。また、二択は極端に走りがちですから、現実的ではない選択になる可能性もあります。
三択、あなたも試してみてください。
心に余裕を持って決断するクセを身につけましょう。
——やり方は三つしかない。正しいやり方。間違ったやり方。俺のやり方だ。(マーティン・スコセッシ/アメリカの映画監督)
☆起業したら、良いことも起きます。悪いことも起きます。その二つの事態に右往左往しない第3の法則があります。それが「最悪と最良の法則」です。
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