夢への最短距離は、マイナスの環境で、そばにライバルがいること

wine

最高のワインは最悪の土壌で育つもの

最高のワインのもとになるブドウは、実は最悪の土壌で育つと言います。

雨がなかなか降らず、干からびてやせた土。
仲間のブドウたちは、なかなか育ちません。

そんな中にあって、強い生命力を持ったブドウが、生きようともがきながら実を結ぶのです。

そこから醸造されたワインが高級になるのも、うなずけますね。

有名漫画家たちも、アメリカの有名技術者たちも、同じ場所で誕生した

さて、人間も同じです。

最悪の環境の中で苦闘しながら伸びた人間は、起き上がりこぼしに似て、強い生命力を宿しています。

ちょっとやそっとではクジけません。
だから、最高の人間と周りから称賛されるのです。

不思議なもので、そういう人間は各地に散らばって、個々に活躍しているというより、類は友を呼ぶように、引き寄せ合い、同じ場所で活躍しているのです。

手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫などの有名漫画家を輩出したアパートの「トキワ荘」しかり、Apple、Google、Facebookなどの有名IT企業の本拠地「シリコンバレー」しかりです。

そして、彼らは、自分夢を実現するために、近くの友人をライバルと設定して奮闘するのです。切磋琢磨の関係です。

まずは、自分が「類」を呼べる人間になろう

それでは、どうしたら切磋琢磨の環境に身を置けるか。

それは明らかではありませんが、これだけは言えます。
類を呼べる人間に、まず自分がなることです。

夢を持ち、それを実現するための努力を惜しまず、怖じることなく、周りの評価にも我関せず、我が道を行く。

それぐらいでないと、夢が大きければ大きいほど、幻になっていくでしょう。

自分はまだまだですが、周りには、良きライバルが複数存在します。
それは、とてもうれしいことです。

ところで、悪口を言えば、悪口を言い合う“類友”が集まってきます。
なかなか抜け出せないようですから、注意しましょう。

人はひとりでは生きていけないように、ひとりで夢を実現することはできません。

あなたが夢に真剣に向き合えば、ライバルが引き寄せられると同時に、支援者も集まってきます。

環境がよくないほど、ライバルが近くにいるほど、人は夢に近づく、というお話でした。