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「後継者がいない。できたら社長をスカウトして事業承継したい」
そう考えている経営者の方々、結構いるようです。
確かに、社長スカウトも、事業承継のひとつの方法ですね。
私も、会社エグジット(第三者への事業売却)をする際、取引先の人材を社長としてスカウトしました。
それでは、社長スカウトに際しての情報収集や条件提示はどうしたらいいでしょうか?
質問形式でポイントをお伝えします。
①あなたにスカウトする対象者がいない場合、最初は次のどちらの方法を選びますか?
a.人脈をたぐったり、マッチングサイトを使って出会いをつくる
b.会社売買のアドバイザーや仲介者に頼む
②スカウト対象者のポジションはどうしますか?
a.社長としてのポジションを最初に用意する
b.部長や取締役から段階的に社長を目指してもらう
③年俸はいくらで打診しますか?
a.自分の年俸より高く
b.自分の年俸より低く
④何年、社長をやってもらう契約を結びますか?
a.3年
b.1年
社長の人徳や人間関係の強さにもよりますから、誰にでも当てはまる100%の答えはありません。
ただひとつ言えることは、相手に本気を伝え、相手が心を動かすのは言うまでもなく、①~④ともaということです。
私の場合は、①と④はaでしたが、当初、②と③はbでした。
最終的には、すべてaにすることでスカウトに成功したのです。
社長として第三者をスカウトするには、自分よりも条件を良くすること。
それがいちばん大きなポイントです。
後継者不在で悩めるあなたに、この1冊。「愛の会社エグジット」