会社エグジットのいちばんの目的は「社員の成長」だった
昨日に引き続き、4年前に投降したコラムを再投稿させていただきます。
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求人広告の会社として28年前に立ち上げた㈱アド ステージ。
設立登記の最終日まで社名が決まらず、そのままでは㈱吉田企画か㈱学コーポレーションになっていたかもしれません。
でも、個人会社、同族会社にはしたくありませんでした。
・・・ある日、ふと「ステージ」という言葉が頭に浮かんできました。
当時、よく「自分のステージ」「次のステージ」という様に、よく遣っていた言葉だったからかもしれません。
自分の会社ではなく、広告(アドバタイジング)をステージに、活躍する人材の集合体にしよう。そう思い、ギリギリの段階で社名が決まりました。
会社を設立して、たくさんのドラマをつくり上げることができました。
お客さまと、入社したメンバーと、仕入先と・・・喜怒哀楽を共にし、時には亀裂を生じながらも、曲がりなりにも㈱アド ステージを存続させることができました。
ひとえに、みなさまのおかげで、ここまで来ることができました。
経営者として不徳の致すところではありますが、28年間で、50人程採用し、そのうち３分の２の社員が会社を去っていきました。
バブルショック、リーマンショックも原因のひとつですが、それを見込んだ経営ができなかったふがいない自分が、いちばん大きな原因でした。
私に反目して会社を去ったメンバーもいますが、握手して巣立っていき、大きく成長したメンバーも少なからずいます。
良くも悪くも、㈱アド ステージは個人個人が成長した後に旅立つためのスクールだったのではないかと・・・。
東海地区中心に、この28年間で、5万人以上の就職・転職のお手伝いをしてきました。7500社ほどの企業とおつき合いいただきました。
少なからず、メンバーと共に社会貢献してきた会社だったのではと自負しています。
今のメンバー、元メンバーのみなさん、このことにぜひ誇りを持ってください。
君たちはもうひとりで生きていけるはずです。
社名はなくなりますが、これからは㈱アド ステージの魂が君たちのそばに寄り添っているはずですから。
㈱アド ステージは死なず。ただ消えゆくのみ、です。
28年間、有り難う(^.^)
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4年後の今、㈱アドステージから巣立ったメンバーの多くは成長の道を歩んでいるようです。うれしい限りです。
会社エグジット(売却)することを伝えた時、メンバーはきっととまどったに違いありません。その「とまどい」から抜け出して歩き始めたメンバーは、ひとりで生きる力を身につけようともがいたはずです。
それが、メンバーの「明日を生きる強い力のエンジンになっていることを願わずにはいられません。
「会社エグジット」のいちばんの目的は「社員の成長」でしたから・・・。
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事業承継に悩み、葛藤に苦しみながら会社エグジットに至った経緯をリアルに書かせていただきました。
興味のある方は、ぜひご一読ください。
