「どうしても身内に事業承継したい」あなたならどうする?

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もしあなたが、あくまでも身内への事業承継にこだわるなら、会社エグジットと比較することをおすすめします。

※会社エグジット/後継者のいない中小企業の社長が会社を第三者に売却することによって、自らの次に人生、そして家族や社員、取引先などの利害関係者の幸せを創造し、大廃業時代が来るといわれている日本経済を救う愛ある行為のこと

10年で後継者を育成するか、短期間で事業売却するか、それが問題だ

身内に後継者がいるのであれば、安心ですね。オーナー家としての権利を従来通り行使できます。そして、身内の気楽さから、後継者に影響を与えることができます。

ただし、後継者の育成には多くの時間を要します。
10年がひとつの単位です。

また、身内であるがゆえに後継者との対立構造ができやすく、社員がそれに巻き込まれて社内の統制が取れない状況に陥ることがありますので、要注意です。

一方、会社エグジットの場合はどうでしょうか?

短期間で事業承継でき、あなたが描いた次の人生に早くシフトすることができます。

今まで抱えていた重い責任から解放され、ストレスフリーになれる。
会社エグジットで手にしたキャッシュが次の人生の元手になります。

しかし、会社の価値が低ければ、売却先はなかなか見つかりません。
あるいは、売却できたとしても納得できるだけのキャッシュを手にすることができないかもしれません。

その場合は、少し時間をかけ、会社の価値を上げるための「会社磨き」をする必要があります。ただし、会社エグジット後は、あなたはこれまでの影響力を発揮することはできません。

メリット、デメリットを「見える化」すると視界が開ける

仮に身内に事業承継するにしても、一度会社エグジットを天秤にかけてみましょう。

そうすれば、単に“こだわる”のではなく、何をどうすれば身内への事業承継がうまくいくかがはっきりします。

どうしても身内に事業承継したいと考えているのなら、会社エグジットとの比較を見える化してみましょう。

そのメリット、デメリットを眺めていると、単なるこだわりではなく、身内への事業承継の可能性が明らかになるでしょう。

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