「やってみなはれ」がサントリーHDの創業社長の鳥井信治郎氏の口グセだったと言います。
鳥井氏は、未知の分野にチャレンジしようとして周りに反対されるたびに、この言葉を発して、決してあきらめなかったと言います。
この「やってみなはれ精神」は強烈なDNAとなって社員に浸透していっているようです。
ビール事業が軌道に乗るまで100年かかったと言われていますが、サントリーのその精神は半端じゃありません。
それは、とりもなおさず、社員への愛情へとつながっています。
特に、2014年に導入された「TOO」という制度は、社員思いの会社であることを顕著に示しています。
さて、この「TOO」って、何だと思いますか?
実は、「隣(・)のお(・)節介お(・)じさん」の頭文字を取ったものなのです。
どんな内容かといいますと、55歳の役職定年者の中から推薦された社員が「若手の相談係」として、若手社員の悩みに答えるというものです。
新卒社員の3年後定着率は98,3%と高いのも頷けます。
「やってみなはれ精神」といい、「隣のお節介おじさんTOO制度」といい、ネーミングが人間臭く、温かくっていいですね。
社風はネーミングに滲むものですね。
私がサラリーマン時代に勤めていた会社も、「里親制度」といって、新卒社員を別の部署のマネージャーが面倒を見るという「ナナメのマネジメント」によって定着率が上がったという事例もあります。
その会社も社員が元気で、成長著しい会社でした。
あなたも起業するなら、社員マネジメントの参考にしてみてはいかがでしょうか?
Me Too!!
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