民間企業の苦肉の努力に、追い打ちをかける国の不気味

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保険料と税の負担は、この20年間で1.4倍に

給料の伸びがほとんどない中での大きな負担。
その分、使えるお金である可処分所得が減っている。

消費が伸び悩んでいる理由のひとつだ。

企業の成長は鈍化し、給料は上がらない。
まさに悪循環だが、賃上げ努力をする企業は増えている。

企業努力は分かった。ところで国自身の努力は?

企業の賃上げ、31年前のバブル景気終盤に次ぐ高水準の3.89%に(2023年日経の賃金動向調査より)。

全体に業績が良いわけではないのになぜ?

一番の理由は人手不足と物価高。
社員の生活水準を保ち、人材を維持しなければ企業は存続しない。

例年以上の賃上げは、そのための苦肉の策。

表面だけでは分からない。
企業努力が賃上げに反映されている。

保険料や税金の負担を増やすといった「何かあれば国民」といった姿勢と条件反射はもう止めよう。

国自身の努力、見せてほしい