起業するなら、サラリーマン時代に身近な場所で〇〇〇〇しよう。

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今年6月に電子出版させていただいた「失敗しない起業の法則37」、おかげさまで好評なのですが、「じゃあ、どうやってサラリーマン時代に起業力をつけたらいいの?」という質問をたくさんいただきました。

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その質問にお答えする前に、少しおつき合いください。

企業VSサラリーマン、どちらが強い?

逆にひとつだけ、あなたに質問させてください。

「今の時代、企業が強いでしょうか?
それとも、個人が強いでしょうか?」

・・・答えは、どちらも弱く、どちらも強いです。

どういうことか、ひも解いてみます。

・かつて、昭和時代は、今70歳代の「団塊の世代」が、頼れる企業体を形成し、経済的にも、文化的にも、社会的にもリーダーシップを執ってきました。
・その企業体を支えるのが、個人のサラリーマンたちでした。
・企業体を支える個人は、終身雇用と年功序列によって企業に守られてきましたから、立場は企業が上でした。

この当時は、「個人より企業が強い」となります。

・バブルが弾け、「失われた〇年」(〇には10、20、30どれもが該当しますが・・・)の間に個人を支えてきた企業の社長たちは、その分年を重ねてしまい、世の中の新しい流れに、なかなか乗ることができませんでした。
・その中で、インターネットが誕生し、世の中は加速度的に変化していきました。
・少子化も手伝い、企業は人材不足に陥り、割り切れば、人は働く場所を選ぶことができました。

この平成時代は、「企業より個人が強い」となります。

インターネットの出現が、企業とサラリーマンの壁を取り払った。

・令和に入り、コロナ禍に見舞われ、オリンピックも先延ばしになりました。
・廃業する会社が増え、その分失業者も増えていっています。
・一方、テレワークが増えて副業が急増し、ネットに関わる企業は、コロナ禍によって逆に潤っています。

「企業も個人も弱い」「企業も個人も強い」となります。

インターネットの出現によって、もはや企業か個人か、どちらが強いか弱いかなんていう比べ方はナンセンスになってきているのです。

たとえば、インターネットの発達によって、個人は、その能力をネット上に露出することで、世界中から評価を受けることができます。

一夜にして、ヒーロー、ヒロインになることができるのです。

例えば、大企業の不祥事が、最初にネットから公開されていくのです。

インターネットは、とてつもなく大きなインフラに育ってしまったということです。

しかも、短期間に、です。

スゴイ威力ですね。

その証拠に、各企業が掛ける広告料金は、最近遂にインターネットがテレビを抜き、初めてトップに躍り出たのです。

そう、今やインターネットというインフラによって、個人の価値を最大化できる時代になったのです。企業か個人かという対立概念は、ひとまず置いておく必要があるということです。

さあ、そこで冒頭の質問に戻ります。

個人の価値を最大化できる環境によって、サラリーマンは起業しやすい時代になりました。

副業・起業希望者は増えています。

でも、「果たして起業できるのか?」「起業の仕方が分からない」「失敗したらどうしよう」と、将来への不安からブレーキがかかってしまう人が多いのです。

だから、冒頭の質問になるわけです。

ムリもありません。経験がなければだれでも不安になりますからね。

あなたの身近な場所で、起業学習ができますよ。

そこで、今の会社の今の仕事で、身近な「起業学習」をしましょうというのが、質問への答えです。

どういうことか・・・。

ひとつの例示をしますね。

今の仕事が営業系ならクリエイティブのできる営業に、クリエイティブ系なら、営業のできるクリエイティブになることです。

「えっ、そんな単純なこと?」

「全く違う仕事をもうひとつやるなんて無茶!」

そんな幅のある反応ではないでしょうか?

いいえ、二つ仕事をするわけではありません。広告の仕事で例えるなら

・顧客の前で広告の構成ラフが描けたり、キャッチフレーズを提示できる営業。
・顧客に取材して広告を創ったり、顧客にプレゼンテーションできるクリエイティブ。

具体的にはそういうことです。

いかがですか?

「2職種掛け算」で、つぶしの利く人間に。

大きな会社では分業化されているかもしれませんが、中小企業は二つの仕事を掛け算して、自分の本業にプラスの価値を創造することが可能なのです。

これって、自分から発信できる仕事ですよね。

私は、自分の会社を起業して社員を採用した時、「将来つぶしの利く人間になれ」と言い続けました。

広告業なら、営業もクリエイティブもできた方が起業できる可能性が高い。後は経理の足し算、引き算を覚えるだけ、と言ってきました。

小さな会社ではありましたが、ひとりは飲食業で起業し、ひとりはキャリアが認められて海外転職しました。

自分の身近な場所で起業学習ができるのです。

まずは「2職種掛け算」で本業の新しい価値を創ってみませんか?

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