「A社から連絡が入り、契約を頂きました(^.^)」
「よくやった!」
と、上司から誉められ、握手のひとつでももらえるだろうと考えていたら、
「バカモン!」
一喝されてしまったことがありました。
「電話代は先方持ち、しかも気遣いさせて、何を浮かれてるんだ!」
「先方から連絡が入るということは、普段の君の気遣いが足りないからだよ。喜んでいる場合じゃない。むしろ反省しないとね」
お客様から連絡を頂かなくてもいいように気遣い、気働きする――それからは、お客様からの連絡ゼロをめざし、行動するようにしたところ、不調だった業績は復調の兆しを見せ始めました。
サラリーマン時代のお話です。
私は、この経験をもとに、起業後のメンバー教育の基本としました。
起業したメンバー、海外転職したメンバー、専門職としてスカウトされたメンバー・・・第三者に事業承継した今、あの時の教えは、きっと彼らのDNAになっている。そう感じます。
ちなみに、「お客様からの連絡はフォロー不足の結果。喜びよりも反省」は、当時私が経営していた会社の行動原則11則のひとつです。
起業を考えているあなたの参考になれば幸いです。