6月18日に出版した事業承継のニューノーマル本「愛の会社エグジット」。その中の第5章の「あなたはライオンタイプ?それともエンジェルタイプ?タイプ別診断とエグジット事例紹介」の中から、「エンジェルタイプ」をご紹介します。(私の尊敬する先輩社長のお話です)
エンジェルタイプ/会社エグジット後に社会貢献したい。
老舗割烹料理店→街の復興事業
◇100年続く会社の荷物を下ろし、街の復興事業に専念する道が拓けた。
東海地区で100余年の歴史を刻んできた老舗割烹料理店。
その3代目社長のEさんは、会社の行く末を思い、あることで逡巡していました。
充分利益が出ているため、後継者が継いでくれれば、このまま先祖から続いてきた歴史を重ねていることができる・・・そう思っていました。
ところが現状、血縁で事業承継できる対象者がいません。
このままでは、黒字のまま長い歴史を閉じなければいけなくなります。
「どうしたらいいんだろう・・・」
Eさんは、事業承継後に実現したい夢がありました。
それは、自分が住んでいる街を、昔のように文化発信できる街に復興させたいというものです。復旧ではなく、復興です。
古式ゆかしいものは再現し、一方では新しい文化も取り入れながら、たくさんの老若男女が気軽に集まることのできるコミュニティ。それがEさんの作りたい街でした。
たとえで言うなら、東京の「日本橋」の復興イメージでした。
既に、多くの仲間たちと10年前から街の復興に着手し、リーダーとして音頭を取ってきたのですが、会社を経営しながら片手間にできる事業ではありません。
できたら、すぐにでも街づくりの事業に専念したい。それがEさんの本音でした。
Eさんには幅広い人脈がありました。
気の置けない何人かの社長仲間に相談を持ちかけたところ、その中のひとりから、「うちで会社を受け継ごうか?」という提案があったのです。
第三者に会社を譲渡することを全く考えていなかっただけに、Eさんは正直驚いたようです。
よくよく考えてみると、後継者不在で会社を廃業するよりも、第三者に事業承継した方が会社は存続できる。しかも、長年の友としてつき合ってきた人間からのオファー。
彼は、この方法がベストと、会社エグジットを決断したのでした。
Eさんは現在、街の復興事業に専念しています。
事業スピードも格段にアップしているようです。
彼は、老舗の会社を会社エグジットによって存続させ、社会貢献に専念するという2つの道を同時に叶えることができたのです。
<着目ポイント>
長い歴史を歩んできた会社を自分の代で閉じることには、大きな抵抗を伴うものです。
「先祖に申し訳ない」という気持ちが先に立つからです。
第三者にエグジットすることにも、大きな抵抗が伴うものです。
オーナー家で継承してきた会社を他人に渡すことになるからです。
そこで、次の2つの大きな目的を叶えるために、鳥の目で俯瞰してみましょう。
・これからもずっと会社を存続させること。
・個人としては、もっと大きな社会貢献をすること。
その最適解が、ここにある事例のように、「会社エグジット」なのです。
チェックシートを、ホームページから無料でご利用できます。
本書「愛の会社エグジット」の第5章の最初には、「愛の会社エグジット後のあなたの人生は何タイプ?」(99ページ目)というチェックシートをつけています。
そのチェックシートによると、「エンジェルタイプ」は、次のようになります。
会社と自分の生活、どちらを重視?→会社
↓
人の喜ぶ顔を見るのが好き→YES
↓
実現したい夢がある→NO
↓
事業意欲は高い方だ→YES
↓
エンジェルタイプ→会社エグジット後、社会の発展に、いっそう貢献したい
チェックシートをなぞると、そうなります。
他にも、ライオンタイプ、ペガサスタイプ、チンパンジータイプ、パンダタイプ、イノシシタイプ、ウサギタイプの6つのタイプがあります。
あなたも、どのタイプか、本書のチェックシートでトライしてみませんか?
本書をご購入いただくのが一番うれしいですが、ホームページからもチェックシートを見ることができます (無料プレゼント)↓
どうぞ、お気軽にご利用ください。
※なお、本書をお求めいただいた場合は、215ページ目のQRコードから、『私の「愛のエグジット」体験』のPDFを無料でダウンロードできます。私の体験談が網羅されています。
※また、同じQRコードから、本書に掲載されている各種図表類(ドリル/チェックシート/スケジュール表など)と、著者の記入見本を無料でダウンロードできます。
有効にご利用いただければ、うれしい限りです。
◇本書をお求めの場合はコチラより↓